2022.03.28
ねこの飼い方
ねこが快適に暮らすための用意すべきグッズ11種

ねこが快適に暮らすための用意すべきグッズ11種

猫好きな方にとってねことの暮らしは何物にも代えがたいものでしょう。

しかしちょっとお待ち下さい。

あなたにとって快適な暮らしでも、愛猫にとっては快適な暮らしでしょうか。

この記事では猫目線に立ってねこが、快適に暮らすためのおすすめグッズをご紹介しています。

これからねことの暮らしを始める方には必見の内容ですが、すでにねこと暮らしているという方もあらためて見直してみてはいかがでしょう。

 

目次

1.ねこにとっての快適な暮らしとは
2.猫の習性とは
∟2-1.自由で気まま、マイペース
∟2-2.縄張り意識が強い
∟2-3.きれい好き
∟2-4.昼間はほとんど寝ている
∟2-5.歳の取り方は人の4倍
3.ねこが快適に暮らすためのおすすめグッズ11種
∟3-1.食器
∟3-2.給水器
∟3-3.トイレ
∟3-4.ベッド
∟3-5.爪とぎ
∟3-6.ブラシ
∟3-7.おもちゃ
∟3-8.専用ドア
∟3-9.キャットタワー
∟3-10.アルミプレート
∟3-11.ペットカメラ
まとめ

 

1.ねこにとっての快適な暮らしとは

ねことの暮らしは、どうしても人の目線で考えてしまいがちです。

しかしねこも人と同様に知性や感情は持っています。

そのため人にとって快適な暮らしであっても、ねこにとっては今ひとつ居心地が悪いということはあり得ます。

それではねこにとっての快適な暮らしを用意するにはどうしたらいいのでしょうか。

それはねこの習性についてある程度理解しておく必要があります。

習性がわかれば環境を整えてあげることができます。

 

 

2.猫の習性とは

2-1.自由で気まま、マイペース

集団生活を営んできた犬とは異なり、ねこは単独で行動してきた動物です。

そのため自由で気ままな性格がそのまま残っています。

ツンデレでマイペースなのもそのためですが、猫好きの方にはそこが魅力なのかもしれません。


 

2-2.縄張り意識が強い

ねこがハンターとして暮らしていた頃の名残です。

肉食の狩猟動物にとって縄張りは我が身に直結する重大事です。

その名残で今でも部屋の中をパトロールするわけです。

仮に見知らぬねこが縄張りに侵入してきたら、激怒して大立ち回りを演じることになります。


 

2-3.きれい好き

ねこは頻繁に毛づくろい(グルーミング)を行い、身体を清潔に保ちます。

またトイレにも神経質で、糞や尿の排泄後は、必ず砂をかけて隠そうとします。

これらの行動は自分の臭いが残らないようにするためです。

これもねこがハンターとして暮らしていた頃の名残です。


 

2-4.昼間はほとんど寝ている

ねこは昼間はほとんど寝てすごします。

成猫で1日14時間から15時間。子猫に至っては1日20時間も寝ています。

しかし熟睡するのは3時間ほどで、後はウトウトしながら何かあるとすぐに反応できるようにしています。


 

2-5.歳の取り方は人の4倍

生後1年~1年半で成猫に達し、それからは1年に人の4倍のペースで歳を取ります。

昨今はペットの長寿化がすすんでおり、20歳のねこも珍しくなくなりましたが、人でいえば90歳という高齢に当たります。

高齢になれば体に不調が出るのは、人もねこも同じです。

 

 

3.ねこが快適に暮らすためのおすすめグッズ11種

それではねこが快適に暮らすためのおすすめグッズを紹介しましょう。

お部屋の間取りなど、現在の生活環境だけでなく、ねこの品種や個体差によって、好みも異なるので、ここでは商品名の紹介ではありません。

快適な部屋にするため、ぜひ参考になさって持っていないものがあれば購入を検討してください。


 

3-1.食器

ねこの食器はボールやトレーなら何でもいいというわけではありません。

じつはねこによって食べやすい食器は違うんです。

体の大きさとヒゲの長さを目安に食器を選んであげましょう。

体が大きくヒゲも長いねこなら大きめの食器が、その逆であれば小さな食器が適しています。

また樹脂製の食器は傷がつきやすいため、おすすめできません。


 

3-2.給水器

ねこには、いつも新鮮な水を用意してあげましょう。

ボールに入れっぱなしの水では、ゴミやホコリが入ってしまいます。

そこで、おすすめは電動式の給水器です。

自動的に水を循環させるのでねこが水を飲みたい時にはいつでも新鮮な水が供給されます。

自動的に餌を供給する給餌器もあるので、家を空ける時間が長い方は、合わせて自動給餌器の購入を検討してもいいでしょう。


 

3-3.トイレ

トイレはねこの習性にも関係するものですからきちんとしたものを用意してあげましょう。

トイレには上から出入りする縦型タイプや屋根がついているドームタイプ、浅い箱型で屋根のないオープンタイプや掃除までしてくれる全自動タイプなどがあります。

予算に余裕があるのなら手間いらずの全自動タイプがいいかも知れません。

一般的には上から出入りする縦型タイプが、砂が飛び散らないのでおすすめです。

トイレが気に入らないと、他の場所で排泄行為をしてしまいますので、しっかりと選んでください。


 

3-4.ベッド

昼間の大半を寝てすごすねこにとって、ベッドはとても重要なグッズです。

ねこは暗くて狭いところを好みますから屋根のついたドームタイプがおすすめです。

大きすぎると不安を感じるので、愛猫の大きさにピッタリ合わせたものを選んであげましょう。

愛猫家の間では長野県や新潟県の稲わらで編まれた『猫ちぐら』が評判です。

多少値が張るのがネックですが検討してもいいでしょう。


 

3-5.爪とぎ

爪とぎはねこの習性の1つです。

専用の爪とぎを用意しておかないと家の壁や家具、カーテンなどで爪とぎをしてしまいます。

ただしねこによっては、気に入らないと用意しても他の場所で爪とぎをすることがあります。

そんな時は爪とぎに少量のマタタビを刷り込むと、研いでくれるようになりますので、試してみてください。


 

3-6.ブラシ

清潔好きなねこは、頻繁に毛づくろい(グルーミング)を行います。

それで十分に清潔さは保たれますが、週に1度くらいはブラッシングをしてあげましょう。

ねこはブラッシングが大好きですからとても喜びます。

ブラシの素材は金属やプラスチックよりも、ラバーで作られた柔らかいものがおすすめです。

ねこの地肌を傷つける心配がありません。


 

3-7.おもちゃ

室内飼いのねこは、家から出ることはめったに無いので、何もしないと運動不足です。

階段のある家ならある程度の運動になりますが、ない場合は毎日1時間程度は遊んであげましょう。

定番の猫じゃらしやレーザーポインター、LEDライトなどでじゃらしてあげるといい運動になります。

電動の猫じゃらしもあるので家事で手が離せない時には便利なグッズです。

またねこがくわえて遊べるネズミタイプのおもちゃもおすすめです。

 

※おもちゃに関しては、ねこかぞくブログの「厳選!安全!楽しい!ねこのおすすめおもちゃをご紹介」でも紹介しています。


 

3-8.専用ドア

ねこの専用ドアを付けてあげるのもいいでしょう。

ドアを開けてもらうために扉ガリガリ引っかかなくて済むのでねこのストレスも低減されます。

ドアの下部に取り付けるのが一般的ですが、ドアによっては交換する必要も出てきます。

やや費用がかかることになるので事前によく検討するようにしましょう。

なお予算がないという方にはドアや襖は閉め切らずに少し開けておくことをおすすめします。


 

3-9.キャットタワー

ねこは高いところが大好きです。

登り降りができればまたとない遊び場になります。

そこでおすすめなのがキャットタワーです。

狭いスペースにも設置できるので部屋を選びません。

また自宅であればD.I.Yでキャットウォールを作ってあげるのもいいでしょう。

キャットタワーは、ねこにとっていい運動にもなります。

 

※キャットタワーに関しては、ねこかぞくブログの「キャットタワーを選ぶ3つのポイントとおすすめを10種紹介」でも紹介しています。


 

3-10.アルミプレート

ねこは暑さが苦手な生き物です。

最近の猛暑では冷房を効かせていても、ねこにとってはまだ暑いという場合があります。

そこでおすすめなのがアルミプレートです。

ひんやりと熱を奪ってくれるので、ねこにとっては快適です。

各社から商品が出ていますので、ねこの大きさを考慮して選びましょう。


 

3-11.ペットカメラ

外出してねこを独りにしておくのは何かと心配です。

いたずらをしていないか具合が悪くなっていないか気を揉みますね。

そんな時におすすめしたいのがペットを見守ってくれるペットカメラです。

スマホにアプリをダウンロードすれば離れていても、ねこの様子を見ることができます。

ねこにいたずらをされても倒れない転倒防止装置がついたモデルもあるのでチェックしてみてください。

 

 

まとめ

ねこが快適に暮らすためのおすすめグッズを11種ご紹介しました。

ねこのグッズは多岐にわたります。

ねこの品種やお部屋の間取りなどによって、変わってきますので、どの商品がいいかはねこの習性を頭に入れておきましょう。

猫目線から選べばねこは快適にすごすことができます。

見た目の可愛さやデザインだけで選んでしまうと人目線ということになりねこにとっては不満が残ることになります。

伸び伸び暮らせるようになればストレスもなく病気にも強くなるでしょう。

ねこが快適に暮らしているのであれば、人にとってもその空間は不快ではないはずです。

 

 

 

 

   
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