ねこ用ブラシとひとことで言ってもどれも同じというわけではありません。
ラバーブラシや獣毛ブラシ、コームなど目的にあわせてさまざまなブラシがあります。
今回は、ブラシの選び方や種類についての解説とおすすめのブラシをご紹介します。
愛猫のお気に入りブラシを見つけて楽しいブラッシングタイムにしましょう!
ねこにブラッシングしてあげる目的は、抜け毛の除去だ毛ではありません。
コミュニケーション、地肌のマッサージ、毛づやをよくするなどさまざまな目的があります。
これらの目的に合わせて適切なブラシを選んであげましょう。
また、ブラシもねこによって相性があります。
毛質や地肌の状態などに合わないと、痛がったり抜け毛がまとまらずに飛び散ったりします。
また、ねこ自身にも好き嫌いがあるので、愛猫が気に入ってくれるブラシを探すことからはじめましょう。
ねこ用のブラシには、長毛種用と短毛種用があります。
2タイプ用意されている場合は愛猫の毛の長さに合わせて選びます。
1タイプだけの場合、どちらにも対応できるものと、どちらか一方に向いているものがあるので、商品の情報をかならず確認してください。
また、夏毛と冬毛が生えかわる換毛期には、抜け毛をしっかりと取ってくれるファーミネーターのようなブラシがおすすめです。
とくに長毛種のねこは換毛期に注意しましょう。
飲み込んだ長い抜け毛のせいで、最悪は腸が詰まるおそれがあります。
ブラッシングで抜け毛を取りのぞけば飲み込む毛の量も減らせるので、ねこにつらい思いをさせずに済みます。
そのためにもしっかりと抜け毛が取れるブラシを選んであげたいですね。
ねこ用のブラシは、目的に合わせてさまざまなタイプがあります。
それぞれにどんな特徴があるのかを知っておきましょう。
シリコン製でやわらかいため、皮膚への負担が少ないのが特徴です。
軽くブラッシングしただけでも抜け毛をしっかりと吸着してくれます。
また、マッサージ効果も期待できます。
手でなでるようにしてブラッシングができるグローブタイプの商品も人気です。
名前の通り動物の毛を使っているブラシです。
主に、豚やいのししの毛が使われています。
動物の毛には油分と水分が適度に含まれており、毛づやをよくする効果があります。
仕上げに、優しく撫でるように毛を調えてあげるとよいでしょう。
また、短毛種には毛先の高さがそえろっているやわらかいブラシを。
長毛種は毛先がギザギザになっている硬めのブラシを使用してください。
人間用の一般的なブラシに似た形のブラシです。
毛先に丸いピンがついているため、ねこの皮膚を傷つけません。
おもに、長毛種の絡まった毛をほぐし、毛並みを整えるために使用します。
強く引っ張ると切れ毛の原因になるため、使用するときは力加減に注意しましょう。
いわゆる「くし」です。
長毛種に使われることが多いですが、長毛、短毛どちらにも使えます。
コームは、抜け毛やアンダーコートを取り除く、毛玉をほぐす、
毛並みを整える以外に、ノミやダニを取り除くといった目的で使われます。
抜け毛をしっかりとからめ取ることができます。
先端がとがった針金状になっており、皮膚に当たると皮膚を傷付けてしまいます。
そのため、短毛種には向きません。
使用するときは、皮膚に当たらないように注意し、毛をほぐすようにブラッシングをしてあげてください。
今回は評価の高い商品を中心に、ねこにも人にも人気のブラシを集めてみました。
きっと愛猫のお気に入りもみつかるはずです!
ぜひ、参考にしてくださいね。
画像引用:ディアトリベー合同会社/ピロコーム E1/E2/E3/https://www.diatolib.com/philocX4/philo_e1.html
優しい使い心地でねこに嫌がられないとウワサのピンブラシです。
耐久性の高いエンジニアリングプラスチック製のくし歯は、適度なしなりがあって肌に優しく、からんだ毛に引っかかりにくいのが特徴。
くし歯の形状もキューティクルを痛めにくいよう工夫されており、ふっくらした毛並みに仕上がります。
抜けた毛は固まりになるので捨てるのも簡単。ホタテ貝のようなハンドル部分は握りやすいうえに、穴に指をかけても持てるので、大人にも子どもにも扱いやすいです。
子猫にも好適な「E1(やわらかめ)」どちらかと言うと犬向きの「E2(かため)」長毛種にぴったりの「E3(ながめ)」の3タイプから選べます。
画像引用:スペクトラム ブランズ ジャパン 株式会社/ファーミネーター 小型猫 S 短毛種用/https://spectrumbrands.jp/products-pet/furminator/0118/
抜け毛がごっそり取れるとSNSでも大評判のアンダーコート除去用ブラシです。
短毛種用と長毛種用がありますがそれぞれ、小型猫用と中・大型猫用の4種類販売されています
特殊なステンレス歯でトップコートや地肌を傷つけずに、抜け毛の8割を占めるアンダーコートだけを取りのぞけるのが特徴です。
ブラッシングで抜けた毛が飛び散らないうえに、ボタンのワンプッシュで歯に溜まった抜け毛を簡単に捨てられるのもうれしいポイント。
お値段はちょっとお高いですが、その値打ちは十分にあります。
現行タイプはエッジガードを装備。歯と肌の間隔をキープしてくれるのでさらに肌にやさしくなっています。
画像引用:株式会社ワタオカ/ねこじゃすり/https://www.nekojasuri.com
ねこがうっとりとろける「コミュニケーションブラシ」です。
ヒミツはねこの舌にヒントを得たヤスリ状の構造。
仲のいいねこ同士で舐め合う感覚になると言われており、すでにかなりの数のねこが骨抜きにされているとのウワサも。
幅の狭いほうは頭やあご、首まわりなどに、広いほうは背中やお腹などに使い分けできます。
長毛種よりも短毛種のほうが効果は高いと言われています。
また、抜け毛をまとめる機能がないので普通のブラシと併用するのがおすすめです。
画像引用:コングジャパン株式会社/ラバーブラシ/http://kongjapan.com/product/
手ごろな価格のラバーブラシをお探しならこちらをおすすめします。
手になじみやすいサイズのねこをかたどったデザインが魅力です。
力を入れずにやさしくブラッシングするだけで、ごっそりと抜け毛が取れます。
同時にやわらかいピンが地肌をマッサージ効果もあります。
ブラッシングで取れた抜け毛はピンに絡みついてまとまるので、捨てるのも簡単。
使用後は水洗いもできて清潔です。
ただし、抜け毛の飛び散りを抑えるガード的な機能はありませんので、毛質によってはブラッシング後のお掃除が必要な場合もあります。
使われているTPEエラストマー樹脂はリサイクルが可能で燃やしても有害な成分を出さないエコ素材です。
ねこにやさしいだけでなく環境にもやさしいのは安心ですね。
画像引用:株式会社ペットプロジャパン/猫が喜ぶマッサージ&毛取りブラシ ハート/https://petpro.jp/product_1223/
プロの技術とセンスが光る手作り品。
見た目は柄付きのたわしそのもので、つくっているのも本職のたわし職人さんです。
たわしと言っても普通のたわしは、硬いヤシでつくられているのに対して、こちらはシュロの繊維を使っているのが違いです。
ゴツゴツ、チクチクしそうに見えて、ほどよい柔らかさとしなやかさがあって、コシがあるのに痛くない独特の肌触りを実現しています。
抜け毛を取りつつ、地肌をやさしくマッサージしてくれます。
ハートの形もかわいさだけでなく、首から背中にかけてのラインにぴったりフィット。
気持ちよさそうな表情のねこが堪能できます。
手作りのため、価格はやや高めに感じられるかもしれませんが、丁寧なつくりを見れば納得のひと品ですよ。
画像引用:株式会社岡野製作所/高級豚毛ブラシ/https://www.petokano.com/life/brush_02.html
やわらかな毛質の豚毛ブラシです。被毛にまぎれたフケやゴミを取りのぞいてつやのあるきれいな毛並みに整えてくれます。
また、地肌のマッサージ効果もあって血行促進などが期待できそうです。
高級感のある天然木の本体は手にフィットする小判型。
持ちやすくするために付けられているバンドの裏には手が痛くならないようにフェルトが貼られています。
細かい部分までこだわってつくっているのがわかりますね。
獣毛ブラシは、つや出しと地肌マッサージがメインなので、抜け毛を取るのはほかのブラシにまかせましょう。
ファーミネーターやピロコームで抜け毛を処理した仕上げに使うのがおすすめです。
ねこにちょうどいい「小」サイズのほか、よりコンパクトな「小小」と大きめの「中」も選べます。
画像引用:株式会社猫壱/抜け毛をとり自然な艶を出すブラシ(中・長毛猫用)/https://www.necoichi.co.jp/Products/?contents_type=36
乾燥した季節に起きるブラッシング時の静電気を防止できるねこ用ブラシ。
ブラシ中央部にステンレス製の除電繊維「ナスロン」を使用。パチパチしないのでねこにいやがられません。
ナイロン製のブラシ毛には遠赤外線効果のある「サムタイト」を配合。ブラッシングするうちに毛づやよく、ふっくら仕上がるようになります。
ソフトクッションタイプのブラシ毛台と丁寧な植毛のおかげで適度なブラシ圧が得られ、ブラッシングが苦手なねこも気に入ってくれると評判です。
持ち手はすべりにくいソフトラバー仕様。握りやすくてとかしやすい形状です。
人間用のヘアブラシに近いデザインだけに、取り違えないようねこアイコンと足跡マークがあしらわれています。
ブラッシングの時間は愛猫とのコミュニケーションの時間でもあります。
愛猫にブラッシングを気持ちいいと思ってもらえようにお気に入りのブラシを見つけてあげましょう。
また、愛猫の体に異変がないか確認するよい機会でもあります。
ぜひ、ブラッシングがてら健康状態をチェックしてくださいね。