ねこのトイレで必ず必要になるのが猫砂。
種類がたくさん合って「どれを選んだらいいの?」とお悩みの飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、選び方のポイントや素材別の特徴に加えて、おすすめの猫砂をご紹介します。
どれも、自信を持っておすすめできる商品ばかりを選びましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
猫砂選びのポイントは4つ。
では、具体的にはどのように選んだらよいのでしょうか?
なお、システムトイレ(すのこ式のトイレ)を使用している場合は、固まる猫砂は使えませんのでご注意。
かならず、崩れるタイプなどの固まらない猫砂を使用してください。
猫砂選びで優先するのは、愛猫の好みです。
ねこは猫砂が気に入らないと排泄を我慢したり、粗相の原因になったりすることがあります。
排泄を我慢すると泌尿器系の病気の原因になる可能性があるため注意が必要です。
愛猫の健康を守るためにも、お気に入りの猫砂で快適なトイレ環境を整えましょう。
ねこがグルーミングで手足を舐める際に、毛や肉球にくっついている猫砂を口にすることがあります。
そのため、万が一食べてしまっても安全な天然素材を使った猫砂が安心です。
安全性にこだわった猫砂のなかには、100%天然素材を売りにしている商品もあります。
愛猫のために少しでも安心できる商品を選びましょう。
飼い主さんを悩ませるねこトイレの臭い問題。
とくに、来客があるときは気になってしまいますよね。
そんな排泄物の臭いも消臭力の高い猫砂に変えるだけでかなり軽減されます。
下で紹介するレッテンマイヤー社のキャッツベストシリーズは消臭力の高さで人気の商品です。
消臭力は、一般的に木製、紙製、鉱物、シリカゲルのものが高く、おからの猫砂はそれよりも劣ると言われています。
おしっこのあとの掃除のしやすさは、猫砂の固まり具合によって決まると言っても過言ではありません。
固まりが崩れると汚れた猫砂をきれいに取るのは至難の技。
そうならないためにも、しっかりと固まる商品がおすすめです。
猫砂の一般的な処理方法には以下の3種類があります。
猫砂の素材によって処理方法が異なりますので、あなたの生活スタイルにあった商品を選びましょう。
猫砂の素材は大きく分けて「木、紙、鉱物、おから、シリカゲル」の5種類があります。
ここでは、それぞれの特徴とメリット、デメリットをご紹介します。
木製の猫砂には固まるタイプとシステムトイレでも使える固まらないタイプがあります。
比較的軽いため持ち運びもしやすく、消臭力の高い商品が多いのが特徴です。天然素材100%を謳っている商品も多い印象です。
捨て方は、燃やせるゴミとして出すかトイレに流します。
トイレに流せるかどうかは商品によるので、かならず確認してください。
また、天然素材100%の猫砂は堆肥として使用できる商品もあります。
欠点は、軽いため飛び散りやすく、掃除が欠かせないことでしょうか。
ただ、飛び散り防止マットを使用することである程度は軽減できます。
紙を使用した猫砂で、固まるタイプが一般的です。
ほとんどの商品がトイレに流すことができ、軽く持ち運びが楽なため人気があります。
おしっこがかかると色が変る商品は汚れた部分が分かりやすいため、衛生的に使うことができます。
ただし、原料の紙は再生紙を使うことも多く、加工時に脱臭や漂白のために薬品を使用すると言われています。
また、凝固剤にポリマーを使用している商品があるため、食べる癖のあるねこは注意が必要です。
鉱物の猫砂は、ガッチリと固まるので掃除がしやすく、消臭力に優れていることが特徴です。
また、ねこは天然の砂に近い粒の小さい猫砂を好む傾向があります。
そのため、天然の砂に似ている鉱物の猫砂を好む猫が多いと言われています。
ただし、猫砂を食べる癖があるねこは注意が必要です。
異食症のねこが鉱物の猫砂を大量に食べたことが原因で、低カリウム血症、重度貧血などを起こしたという報告があります。
豆腐をつくるときに出るおからでつくられた猫砂です。
ほかの素材と比べて比較的安価な商品が多く、トイレに流せるので処理が簡単です。
おからの猫砂は食物が原料のため、ねこが食べても安全だと言われていますが、防腐剤や凝固剤などが使われている商品もあります。
パクパクと食べてしまう場合は、ほかの素材の猫砂を検討しましょう。
また、アンモニアとおからの臭いが混じると独特の悪臭が出ることがあります。
シリカゲルの猫砂は固まらないタイプのものがほとんどで、抗菌・脱臭に優れているのが特徴です。
捨てるときは、基本的に燃やせないゴミとして出します。
しかし、自治体によっては燃やせるゴミになるため、事前に確認してください。
シリカゲルは、目に入ると失明、腸壁に貼り付くと潰瘍を起こす危険性があります。
食べる癖のあるねこへの使用は避けたほうがよいでしょう。
安全性の高さを重視した人気の猫砂を集めました。
ぜひ愛猫のお気に入りの猫砂を見つけてくださいね。
画像引用:株式会社ペットプロジャパン/ひのきの猫砂/https://petpro.jp/product_2040/
家に帰ってきたときにねこトイレの臭いが気になったことはありませんか?
そんな飼い主さんにおすすめなのが木を原料にした猫砂です。
ヒノキに含まれるフィトンチッドには高い消臭・殺菌・抗菌効果があることが知られています。
このフィトンチッドのはたらきで排泄物の臭いをしっかり吸収。
いやな臭いを打ち消しつつ、芳香剤代わりにもなってくれます。
また、雑菌の繁殖が抑えられるので、トイレの清潔さも保てます。
粒は軽くて、おしっこを吸うとコンパクトに固まりますので片づけも楽です。
固まった部分はトイレに流せるほか、燃やせるゴミとして処理することも可能です。
画像引用:レッテンマイヤージャパン/キャッツベスト オリジナル/https://jp-catsbest.com/
消臭率99.98%を実現。1996年にドイツで発売されてから20年以上にわたってヨーロッパで高い人気をキープしている植物性の猫砂です。
モミやトウヒといった天然素材に特殊な加工をほどこすことで驚くほどの消臭・吸水性を実現。
微細な空洞構造の中に臭いの原因となるバクテリアを封じ込めるため排泄物の臭いが残りません。
また、体積の7倍の水分を吸収できるおかげで、捨てる砂の量が少なくてすむのもポイントです。
おしっこを吸って固まった砂はトイレに流すこともできますし、燃やせるゴミとしても処理したり、堆肥に使うこともできます。
化学物質をいっさい使っていない、猫にも人にも環境にもやさしい猫砂なのです。
ちょっとお高いですが、トイレの臭いが気になるなら試してみる価値はありますよ。
画像引用:株式会社ホーヴ/PETKITキャットリター トウフ/
おからと活性炭を配合した猫砂です。
粒は直径約2mmの細長いペレット状で、猫の足裏に付着しにくいため、トイレの外に散らばりにくくなっています。
また、硬めで割れにくい粒なのでホコリが出にくいのも特徴です。
トイレまわりの掃除を頻繁にやらなくてもすむのは助かりますね。
香りは大豆由来の自然なもの。おしっこのアンモニア臭は活性炭が吸着していやな臭いを抑えてくれます。
化学的な消臭剤は使っていないので、万一猫や子どもが食べてしまっても安全です(異常が見られるときは医師や獣医師に相談してください)。
おしっこを素早く吸水し、しっかり固まるのでお手入れは簡単です。
固まった砂はトイレに流せます。
なお、湿気を吸いやすいので週に1回を目安に全量を交換するのがおすすめです。
画像引用:株式会社ペグテック/トフカスサンドK/https://pgt.jp/products/lineup/
大豆に含まれるフラボノイドによる消臭・殺菌・抗菌効果を利用した猫砂です。
臭いの少なさや固まりのよさにこだわってつくられているのが特徴です。
厳選された油脂分の少ないおからのほか、食品にも使われる炭酸カルシウム、コーンスターチ、でんぷんなどを配合。化学的な消臭剤などを使用していないので、ねこが食べても問題ないのは安心ですね。
おから特有の臭いも抑えてあるため、臭いに敏感な人にもおすすめできます。
粒は直径3〜4mmのペレット状で、おしっこの量が少なくてもしっかり固まります。
トイレ容器へのこびりつきが少なく、ホコリも立ちにくいのでお手入れも簡単です。
おしっこを吸って固まった猫砂はトイレに流すことが可能なほか、燃やせるゴミとしても処理できます。
画像引用:株式会社ベルテックジャパン/ラヴィートワレ/http://belltech-jp.com/lavitoile/
ねこの体調によって色が変わる猫砂です。
おしっこに含まれるヘモグロビンや窒素などに反応して茶色や赤、青、緑に変化します。
泌尿器や肝臓などの病気に気づくきっかけになります。
主原料の天然シリカを特殊製法によって臭いの吸着性や吸水性、水分の発散性を向上。
体重4kgのねこであれば1袋で1ヶ月間交換なしで使えるのがセールスポイントです。
また、従来のシリカ製猫砂と違って、水分を吸ったときの割れ音がほとんどなく、神経質なねこが嫌がらない配慮もなされています。
開発には多数の獣医師が関わっており、化学物質が使われていないのも特徴。使用後は土や肥料として再利用できるのもおもしろいですね。
ただし、粒がとても小さくて飛び散りやすいため、深さのあるトイレを使うのがおすすめです。
どの猫砂にも一長一短あってさらに悩ませてしまったでしょうか?
今回、ご紹介した猫砂は安全性が高く信頼できる商品ばかりです。
どれを選んでも安心して使えるので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。