2022.07.10
猫の品種
丸い瞳が特徴の可愛らしいブリティッシュショートヘア

丸い瞳が特徴の可愛らしいブリティッシュショートヘア

日本でも大人気のアメリカンショートヘアですが、その先祖がブリティッシュショートヘア(British Shorthair)だということをご存じだったでしょうか。

まさにねこらしい猫種だと言えるブリティッシュショートヘアですが、接し方によって関係が大きく変化するのも特徴です。

正しい接し方を知り、ブリティッシュショートヘアと仲の良い関係を築きましょう。

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目次

1.ブリティッシュショートヘアはどんな特徴?
∟1-1.ローマから世界に渡ったブリティッシュショートヘア
∟1-2.ねずみ退治が得意
∟1-3.見た目は愛らしい外見
2.ブリティッシュショートヘアの性格
∟2-1.ベタベタしすぎに注意!
∟2-2.愛情深いブリティッシュショートヘア
∟2-3.1人になってもへっちゃら
3.ブリティッシュショートヘア特有の病気
∟3-1.肥満は万病の元
∟3-2.毛の多さから皮膚病リスクに注意
∟3-3.泌尿器関連の病気はねこの宿命
まとめ

 

1.ブリティッシュショートヘアはどんな特徴?

まずはブリティッシュショートヘアの特徴と、どのような歴史があるのかをご紹介します。

ねこは人間に性格を合わせてくれるわけではありません。

どんなねこなのかを知り、ねこに合わせることで良好な関係を築くことができ、さらには懐いてくれます。

ブリティッシュショートヘアと暮らしたいと考えている方は必見です。

どんなねこなのかを理解し、幸せなねことの生活を送りましょう。


 

1-1.ローマから世界に渡ったブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアのルーツはローマ帝国まで遡ります。

当時遠征を行なっていたローマ帝国軍が、食糧をねずみから守るためにブリティッシュショートヘアを連れて遠征していたのです。

ねこについて詳しい方であれば、どこかで聞いたような話ですね。

これはアメリカンショートヘアの誕生に似ています。

アメリカンショートヘアはアメリカ開拓時に船の食糧をねずみから守るために連れてきたねこが祖先と言われています。

この、アメリカンショートヘアの祖先こそがブリティッシュショートヘアなのです。

見た目や性格に違いがあるのは、アメリカに渡ってから交配した猫種によるものなのです。

ブリティッシュショートヘアはローマ帝国軍によってイギリスに渡った後、そこで繁殖をしていったという歴史を持っています。

ローマ帝国からイギリス、さらにはアメリカに渡ったねこですから、世界各国に存在しているねこと言えますね。


 

1-2.ねずみ退治が得意

ローマ帝国の遠征、アメリカ開拓時、そのどちらにもブリティッシュショートヘアはねずみ退治に活躍しています。

その理由はメジャーなねこであるというよりも、その身体能力が特徴的であることがねずみ退治に選出された理由です。

筋肉が多くがっしりしており、ねこの中でも体格は中型からやや大きい部類に入ります。

さらには短毛種であることで、長毛種よりも毛が目立ちにくいという特徴もありました。

まさに、遠出の際にねずみ退治をお願いするには絶好の種類だったのです。


 

1-3.見た目は愛らしい外見

ブリティッシュショートヘアの外見は丸い顔と丸い目が特徴的です。

また、短毛種ではありますが、毛の密度が高く毛並みはとても滑らかなところも印象的です。

日本ではアメリカンショートヘアと暮らしている家庭が多く、ショートヘアというとアメリカンのほうのイメージが強いかもしれませんが、ブリティッシュだって負けていません。

愛らしい姿と毛並みの良さから、安らぎを与えてくれる猫種だと言えます。

性格も非常に穏やかなため、人間と暮らしやすいねこだと言えます。

 

2.ブリティッシュショートヘアの性格

ねこと良い関係を構築するには、対象のねこの性格を知り、人間が合わせることが最も重要です。

そこで、ブリティッシュショートヘアの性格に迫ります。

アメリカンショートヘアの先祖ではあるものの、どうやら性格は真逆のようです。

似たような種類と考えて暮らしてしまうと、大失敗する可能性が高いので注意しましょう。


 

2-1.ベタベタしすぎに注意!

ブリティッシュショートヘアの性格で最も気をつけなければいけないのは、構われるのが好きではないということです。

ねこによっては撫でられるのが好きだったり、抱っこが好きなねこがいますが、ブリティッシュショートヘアの多くはこれらを嫌います。

とはいえ、全く触らせてくれないかと言うとそんなことはなく、撫でてほしいときにはしっかり寄ってきます。

一緒に暮らしている方は、そのチャンスを逃すことなく撫でましょう。

このチャンスを逃さないことにより、着実にブリティッシュショートヘアとの関係は良くなります。

逆に、あまりその気ではないときに撫でてしまうと嫌われる可能性があるため、信頼関係ができる前は注意して接してください。


 

2-2.愛情深いブリティッシュショートヘア

撫でられたり抱っこが嫌いであるために誤解されがちですが、ブリティッシュショートヘアが持つ愛情は大きいです。

人間はもちろんですが、犬などの他の動物とも仲良く暮らせる心の広いねこです。

人間の考える懐くとは少し異なり、少し離れたところや少しだけ体が触れているところで一緒に寝るなどの行為が好きなのです。

なかなか甘えてくれずに嫌われているのかと心配になるかもしれませんが、ブリティッシュショートヘアなりの懐き方を理解しましょう。

近くでリラックスしていたり撫でてもらいに来る場合、ブリティッシュショートヘアはしっかり懐いているのです。


 

2-3.1人になってもへっちゃら

ブリティッシュショートヘアの性格は非常に自立しているので、1人でいることも苦ではないことが多いです。

留守番をさせる際に不安になることもあるかもしれませんが、1人の時間が好きなので悠々自適に過ごしています。

とは言え、ナワバリ意識が強く1人でなければいけないというわけではありません。

良好な関係が築けた人間ともリラックスしながら過ごすことができるねこです。

ただし、知らない人が来た場合などは警戒心が強く、そっけない態度を取るので表に出て来なくても理解してあげてください。

 

3.ブリティッシュショートヘア特有の病気

古くから人間と一緒に暮らしてきたブリティッシュショートヘアですが、かかりやすい病気も存在します。

長く一緒に暮らすためにも、日頃から人間がねこの病気について気をつけなければなりません。

ねこは痛かったり苦しい際に、周囲に悟られないように隠す傾向にあります。

かかりやすい病気以外にも心配な病気はありますが、できる限り病気に注意できるようになるきっかけとして、ブリティッシュショートヘアのかかりやすい病気を知りましょう。


 

3-1.肥満は万病の元

ねこの病気の元となるのが肥満です。

ブリティッシュショートヘアの場合、普段の生活がおとなしいこともあり他のねこよりも代謝が悪いことに注意が必要です。

ご飯があれば食べてしまうことが多いため、ついつい食べ過ぎて寝て過ごしてしまうため、肥満になりやすいと言えます。

肥満になると人間と同様に基礎疾患のリスクが高まるばかりではなく、関節の痛みが進行してしまうのも特徴の一つです。

人間よりもねこのほうが四肢を使って生活する時間が長いため、肥満によるダメージは大きくなります。

体重の変化に気をつけつつ、増えてきた際にはご飯の量を減らしたり、食べる時間を制限するなどしてコントロールすることが長生きの秘訣です。


 

3-2.毛の多さから皮膚病リスクに注意

ブリティッシュショートヘアは毛の密度が高いことも特徴です。

この特徴があるため、皮膚病のリスクがついて回ります。

抜けた毛が体に付着したまま過ごしてしまうと、蒸れてしまったり掻いて炎症を起こすこともあります。

大切なのはこまめにブラッシングを行うことでリスクを下げることができます。

ねこも古い皮膚が剥がれ、フケが出ますがこれらも皮膚病の原因です。

お風呂に入れるとストレスになるねこや、なかなか毛が乾かずに風邪を引いてしまうリスクもあるため、ブラッシングが最も良い解決方法となります。

特にブリティッシュショートヘアは抱っこが嫌いなため、構ってほしい時にブラッシングしてあげるように心がけましょう。


 

3-3.泌尿器関連の病気はねこの宿命

ねこ特有の病気リスクも忘れてはいけません。

やはり最もかかりやすい病気は泌尿器の疾患です。

元々砂漠で生活していたねこは、水を飲む習慣があまりありません。

そのため老廃物がうまく排出できず、結果として尿路結石などの病気にかかりやすい傾向にあります。

いろいろな場所に水を用意し、気づいた時に飲んでもらうことや水のみ器を使って水に興味を持ってもらう工夫を行いましょう。

 

まとめ

伝統のあるブリティッシュショートヘアは人気もあり、どこかミステリアスなため一緒に暮らしていると癒やされることは間違いありません。

性格を知ることで良好な関係を築くことも可能であるため、ねこがいる幸せな生活を手に入れることも可能です。

ブリティッシュショートヘア特有の病気には特に目を光らせ、長く仲の良い生活を送りましょう。

 

 

 

 

   
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