ねこが家で生活するにあたり、トイレが使いやすいということはストレスフリーで過ごすために欠かせない項目となります。
しかし、トイレの掃除は人間にとって、できるだけ楽なものを選びたくなるところです。
そこでねこと相談の上決定することになります。
お互い快適に過ごせるよう、ねこと人間、どちらにも幸せなトイレを選びましょう。
ペット用品店に行きねこのトイレを選ぼうとしても、その種類の多さに選びきれない方が多数いらっしゃいます。
さらに、通信販売サイトでねこのトイレを検索してしまうと、さらに多くの種類が出てきます。
一体どれを選んで良いのか、わからなくなってしまうでしょう。
最も避けたいことは、せっかく用意したトイレを気に入ってくれないことです。
結論から言ってしまうと、ねこが気に入るトイレを使用するということですが、ねこは試しに使ってみなければ気に入るかを教えてくれません。
しかし、ねこの体格によってある程度絞ることができるので、検討をつけてトイレを準備しましょう。
他の動物と比較しても警戒心の強いねこにとって、トイレはできる限り外敵からの危険がないものを好みます。
自然界でのトイレを考えると、いつ外敵から襲われるかもしれない恐怖と戦いながら用を足さなければなりません。
人間である私たちも、トイレは落ち着く場所であってほしいと思うのと同様に、ねこも落ち着ける場所を求めているのです。
そのため、ねこのトイレを調べるとカバーがついたドーム型のトイレをよく見かけます。
これは、ねこが落ち着いて用を足せるように配慮されたトイレなのです。
ドームの中に入ってしまえば、もし用を足している最中に他のねこが横切ったとしても、気にならずに落ち着いていられます。
ドーム型などの周りが見えないトイレは確かにお勧めではありますが、体の大きいねこには嫌われる傾向にあります。
ねこが用を足す様子を見ているとわかりますが、座って背筋を伸ばしながら用を足すねこが多いです。
このことで、ドームの天井に顔が触れてしまう場合は居心地の悪いトイレと言えます。
さらに、ねこはトイレの後に砂をかけます。
体の大きいねこは、ドーム型のトイレを窮屈に感じてしまい、砂をかけにくいと考えてしまうのです。
そのため、一緒に暮らすねこが大きい場合、あまりドーム型を好んで使ってはくれないかもしれません。
体格に合わせたトイレ選びが重要となります。
新しい種類のトイレを用意した時、古いトイレも並行して設置しておくようにしましょう。
新旧両方のトイレを設置することにより、どちらを好んで使用してくれるかはっきりわかります。
環境の変化を嫌うねこであっても、快適なトイレがあればそちらを使用するようになるのです。
私たち人間が良いと思って設置したトイレであっても、ねこにとって気に入らなければトイレの回数は減ってしまいます。
保険をかける意味でも、どちらのトイレが気にいるか比較できる状態を作っておくことは大切なことなのです。
ねこのトイレを大まかに分けてご紹介します。
基本的にはカバーがあるかないかに分けられ、その中でも全自動なのか手動かに分けることができます。
前者はねこの好みだけですが、後者は飼い主がトイレのメンテナンスを行う際に楽ができるかの差がでます。
どのトイレにもメリット、デメリットがあるので一概には言えませんが、トイレはねこファーストで考えることが健康に過ごす秘訣です。
ねこが使いやすいトイレを用意することによって、気持ちよく利用できるのでねこのストレス軽減につながり、健康にも直結します。
よく選んで使用して、それでもねこが気に入ってくれないようであれば変更するくらいの気持ちでトイレを選びましょう。
カバーに関しては、ねこの体格を見て問題がないようであればカバーありのほうが良いです。
これは、落ち着ける空間ができるということと、ねこが砂をかけた際に飛び散らないという利点があります。
サイズも様々ありますが、ねこにとっては大きい方が好まれるようです。
しかしながら、トイレが大きくなると必要となる猫砂も多くなります。
使うねこは小さいのに大きいものを用意すると、コスト的にもあまり良いとは言えませんのでねこに合わせたサイズを選ぶのが良いでしょう。
最近発売されているトイレの中には、全自動のトイレがありメンテナンスが楽で清潔感もあり、人気があります。
しかし、全自動のトイレを嫌うねこがいることも、忘れてはいけません。
形状が気に入らなければねこは使ってくれませんし、使用できる砂が限られているものに関しては砂が気に入らないこともあります。
元々綺麗好きなねこなので、人間が感じない匂いを嫌うねこもいることは忘れないでください。
全自動のトイレのみを設置すると使ってくれるねこもいますが、知らず知らずに気になってストレスを溜め込んでしまうケースもあります。
自然にあるトイレとは形状も大きく異なるため、本当にねこがストレスなく使用できるか検証が必要です。
もし設置する際には、普通のトイレと同時に置いてみてどちらを使用するかを観察してください。
また、もしねこが気に入らない場合は捨てられる覚悟も持って購入することも大切です。
高価なため、かなり勿体無いと思うかもしれませんが、ねこがトイレでストレスを抱えることを考えると、使用を控えたほうが良い場合があります。
ねこのトイレの中には、ポータブル式の折りたためるトイレもあります。
実家に帰省し、数日泊まらなければならない方など、いつものトイレを持って行くのがベストではありますが、運ぶスペースがない場合はこのトイレがおすすめです。
猫砂はいつも使用しているものにすると、ねこのストレスも少し軽減されます。
しかし、通常のトイレよりもサイズが小さいのでいつも以上にトイレ掃除を行う必要があります。
あまり慣れない環境に行くことは好まないねこですが、どうしても連れていかなければならない場合はポータブルトイレを試してみるのも良いですね。
トイレの検証を行う際に、設置場所も重要です。
また、トイレの数にも注意を払う必要があります。
トイレ問題に絶対はありませんが、ねこの性格を考えると良いとされるトイレの設置方法は試す価値ありです。
トイレ掃除を行うと、ねこがどれくらいそのトイレを使用しているかがすぐにわかります。
設置場所に関しては、試行錯誤しながらベストな場所を見つけましょう。
ねこのトイレは基本的に、一緒に住んでいるねこの数プラス1が提唱されています。
これは、綺麗好きなねこがトイレの匂いを気にしてストレスになってしまうことがあるためです。
毎日トイレ掃除を行うことはもちろんですが、量が多くなってしまうとどうしてもトイレに入りたくなくなってしまうねこも多いようです。
ただし、気に入ったトイレしか使用しないねこもいますので、トイレ掃除をしながら様子を見て数を決めます。
複数設置していると、使用頻度の高いトイレは何が気に入ってくれているのかという検証もできますので、違ったねことの付き合い方もできます。
ねこのトイレは基本的に静かな場所を選んで設置します。
トイレに入っても目が合っただけでトイレから出てしまうねこもいるため、なるべく目につかない場所が好まれます。
置き場所次第では、新しいトイレを設置しても使用しない可能性があります。
違ったタイプのトイレを置いて検証してみて、設置場所が悪いためそのトイレを使用しないことも考えられます。
置き場所に関しては試行錯誤が必要です。
ねこの様子を見ながら、ストレスのない場所を見つけるよう努力しましょう。
ねこのトイレ問題は、健康にも結びつく非常に大切な事項の一つです。
妥協することなく、ねこの気に入るより良いトイレを見つけましょう。
快適なトイレを用意することによって躊躇なくトイレを使用することができます。
そこから、よく水を飲むようになることもあるので侮れません。
トイレの回数は泌尿器の病気を回避するために重要な判断材料です。
快適にねこと暮らすため、ねこと一緒にトイレ選びをしてみましょう。