ねこがご飯をおいしそうに食べる姿は、とてもかわいいですよね。
そんなねこは、どんな食べ物が好きなのでしょうか。
今回はねこが好きな食べ物と、ねこの食事で気をつけるべきことも合わせて紹介していきます。
ねこは食べることが大好きのようで、好物がたくさんあります。
ねこの好きな食べ物を知り、適度に食べさせてあげるようにしましょう。
ねこの好物で皆さんが、真っ先に思いつくのが、かつおぶしだと思います。
ねこにとってはかつおぶしの匂いが、たまらないようです。
ただし、スーパーで売っている普通のかつおぶしではなく、ねこ用のかつおぶしを食べさせてあげるようにしましょう。
チャオチュールでおなじみのいなばをはじめ、さまざまなメーカーから発売されています。
ねこ用のかつおぶしでも、やはり食べすぎはよくありません。
それは、マグネシウムの含有量が多いからです。
毎食食べさせるのではなく、数日に一度、おやつのような頻度であげるようにしてください。
ねこは肉も植物も両方食べる雑食ではなく肉食動物です。
野生のねこは、現代でも自分で食べ物となる獲物を見つけて生活しています。
当然、肉が大好き。
その中でも鶏肉は低脂肪でなので、食べても問題ありません。
一方で牛や豚もねこは好みますが、生で食べさせず、過熱をしてから食べるようにしましょう。
生の状態だと、寄生虫が潜んでいる可能性があります。
火を通して、食べさせてあげる分には問題ありません。
ただし、偏った食生活は禁物です。
肉にはカルシウムが含まれておらず、肉ばかりを食べると、骨からカルシウムが失われてしまいます。
ねこが好きなのは、かつおぶしや肉だけではありません。
このあと紹介しますが、原材料にあたる牛乳が好きなねこも多いので、必然的にチーズが好きなねこも多いようです。
チーズの生成過程で、タンパク質がアミノ酸に分解されます。
そのチーズの旨味のもとである、アミノ酸をねこは感じとることが、できるため、チーズをおいしいものだと認識するのです。
チーズも他の好物と同様に、毎食食べるのは体によくありませんが、数日に一度程度ならば問題ありません。
ただし、これもねこ用のチーズにしましょう。
日本は漁業が盛んな島国ですよね。
ねこの刺身好きなのは、一説によれば獲れすぎたことで、捨てられてしまった魚を食べるようになったことで、刺身が好物になったと言われています。
もしかすると、日本のねこは、海外のねこよりも、刺身好きなのかもしれませんね。
生である刺身は、寄生虫には気をつけなければいけませんが、基本的には食べても有害ではありません。
一日に、刺身一切れ、二切れ程度であれば大丈夫です。
毎食さしみを食べていて偏食が進んでしまうと、ビタミン不足にはなりますのでバランスの良い食事をとらせてあげましょう。
先ほど、紹介したチーズを含む乳製品がねこは大好きです。
具体的にはチーズ以外の牛乳やヨーグルトも大好物に当たります。
これは、子ねこのときに飲んでいた、お母さんのミルクの味を思い出すからではないかと言われています。
ねこが、皿に入った牛乳を舌を使ってペロペロさせながら飲む姿は、微笑ましいですよね。
牛乳は、特に害になることはありません。
だからと言って水分補給代わりに、牛乳を飲ませてしまうと、おなかを壊す原因になりますのでやめましょう。
また、バターや生クリームが大好きだなんていうねこもいますよ。
ねこに絶対に食べさせてはいけない食べ物があります。
それを食べることで病気になる可能性があるからです。
その中には、本当はねこの大好物というものもありますが、与えてはいけません。
ネギ類全体に含まれている「アリルプロピルジスルフィド」という成分が、ねこにとっては有害です。
誤って食べさせてしまったでは、取返しのつかないことになることもあるので、気をつけましょう。
この成分を少し摂取しただけでも呼吸困難や嘔吐をしてしまう可能性があります。
もちろん、人間は「アリルプロピルジスルフィド」の入っているネギを食べています。
愛猫にとっては近くにネギがある状況になりますので、ネギに近づかせぬよう、目を配りましょう。
※ねこかぞくブログ「ねこの玉ねぎ中毒」で紹介しています。
タコやイカは、ねこの大好物です。
ねこはかつおぶしに代表されるように魚、魚介類が大好きなんです。
しかしタコとイカは、その中でも絶対に与えてはいけません。
タコとイカを食べてしまった場合、ねこの体にあるビタミンB1が壊されてしまい、ビタミンB1欠乏症という症状を起こしてしまうのです。
ビタミンB1欠乏症になってしまうと脚気になってしまったり、歩くのが難しくなる場合があります。
またタコやイカはねこの体の構造上、消化がしにくいのも特徴です。
においをかぎ分けて、喜んで寄ってくるかもしれませんが、絶対に与えてはいけません。
ねこは、もともと肉食動物であるため穀物が消化しにくい体になっています。
そして何より人間用のパンは塩分が高いのが良くないです。
内臓への悪影響とともに、太る原因にもなり得ます。
肥満は寿命を縮めてしまう間接的な原因の一要素です。
したがって、パンはあげないようにしてください。
アボカドとぶどうは、一見関係なさそうな2種類の食べ物ですが、共通して「ペルシン」という成分が含まれています。
この「ペルシン」は、人間には無害な成分です。
しかし、ペルシンには殺菌作用があり、ねこや犬にとっては有毒になります。
摂取することで吐き気を催したり、内臓に異常をきたしてしまう可能性があります。
ねこの食事で気をつけてあげること、またねこの健康のためにどんなことを知っておくべきなのでしょうか。
よく読んで確認してみてください。
ねこと人間とでは、三大栄養素であるタンパク質、脂肪、炭水化物の摂取の内訳バランスが異なります。
人間の場合、タンパク質18%、脂肪14%、炭水化物68%のバランスが目指すべき摂取割合です。
ねこの場合は、タンパク質35%、脂肪20%、炭水化物45%の割合で摂取するのが理想的なバランスです。
このように差が出る理由は栄養素によって、ねこは吸収が苦手な成分があるからです。
食べてよいものが愛猫と飼い主では異なります。
ご飯をあげる前に、一度、用意をしたご飯を本当に与えていいのか考えるようにしてから、食べさせてあげましょう。
ねこの1日に摂取してもいい塩分は1~2gであると言われています。
対して人間の場合、男性は7.5g、女性は6.5gが塩分摂取の目安です。
人間と同じ量の塩分を1日に取り込んでいた場合、明らかに過剰摂取となってしまいます。
ねこに食べ物を与える前に、商品の食品表示を確認するようにしましょう。
ねこの食べ物について何を与えるのが良いか、判断できかねるからと言って、サプリメントに頼るのも良くありません。
気づかないうちに、ビタミンやミネラルを過剰に摂取してしまっている場合があります。
ねこの食生活について不安な場合は、一度医師に相談するのが確実ですよ。
人間用の食べ物は、あげないようにしましょう。
ねこからすれば、味付けが濃いように感じるはずです。
先ほどから、説明しているように、根本的に人間とねことでは、体の仕組みが違います。
人間の食事はねこにとっては塩分過多になり、腎臓や心臓に負担をかけることになってしまうのです。
なので、ねこのご飯を選ぶときは、化学調味料が少ないものを選択してあげるようにしましょう。
その他にも人間には無害なものが、ねこにとっては有害であったり、ねこが食べてはいけない物質が入っている場合もあります。
愛猫が可愛い姿でご飯をねだってきたとしても、心を鬼にして与えないようにしてください。
ねこは、肉と魚、それに乳製品を好みます。ただ大量に食べてしまうと、体に悪影響になってしまいますので、適度に食べさせてあげるようにしましょう。
人間と同じように、ねこも健康と食べ物は直結します。
健康管理をしっかりとして、愛猫と健康で長く暮らしてください。