愛猫との思い出作りに旅行に行くのは、楽しいです。
日常では知らなかったねこの一面を発見できるかもしれません。
今回は、ねこと一緒に旅行に行く際に事前に準備しておくべきことや、旅行中に気を付けたいことについてご紹介します。
そもそもねこと泊まれるホテルがあるのかを、調べなければなりません。
当然、原則普通のホテルには泊まれません。
ねこと泊まれるホテルは、実はそこまで多くありません。
犬と泊まれるホテルが、ねこも泊まれるのかと言えばそうではないのです。
飼い主の予定や、ただでさえ多くはない、ねこと泊まれるホテルの空き加減を見比べてホテルを決めることになります。
スケジュールに余裕を持ち、ホテルのリサーチには時間がかかると分かったうえでホテルを探しましょう。
ネットで、ねこと泊まれるホテルを検索すると、ホテルの一覧を掲載している旅行サイトによっては、大型犬・小動物・ねこというように、動物の種類を絞り込めるところもありますので、有効活用してください。
宿泊するホテルの周辺に動物病院があるかを調べておきましょう。
ただ、ねこと泊まれる自体が少ないので、動物病院が近くにあるホテルはさらに少なくなります。
近くに病院がない場合は、かかりつけの獣医に、ねこと旅行に行くことを伝えて、医師の指示を仰ぎましょう。
事前に、愛猫にあった薬を処方してもらえるかもしれません。
愛猫と快適な旅行をするためには、絶対に持っていくべきものがあります。
よく確認して早めに購入するようにしてください。
旅行に行く前に、実際に持っていくものを部屋に置いておきましょう。
以下で説明する、ポータブルトイレ、ハーネス/リード、キャリーケースは、ねこと旅行するうえでは、欠かせないアイテムです。
ねこは、警戒心が強く、臆病な動物です。
旅行に持っていくものを当日に見た状態では、それらへの警戒心から、おそらく使ってくれないでしょう。
持ち物の準備は、余裕をもって行い、旅行に行く1週間程度前から部屋に置いておくのが良いでしょう。
すると、ねこは、旅行に持って行くものの匂いを確かめたり、触ってみることができます。
ねこにとっては、より安心して旅行に行くことができますよ。
持ち運びができて、ほとんどの商品が防水で、使いやすいです。
直接、猫砂を入れればすぐに使えます。
ねこのため、そして宿泊先のホテルのために、是非持って行ってあげてください。
最近販売している、ねこ用ポータブルトイレは折りたためるタイプが多いです。
移動中にねこが、トイレをしたくなった状況でも、すぐに取り出せて使えるので、折りたたみタイプがおすすめです。
ただ、当然トイレだけでは、ねこは排泄ができません。猫砂やシートを持っていくことをお忘れなく。
これは、旅行にいくときに、持ち物のなかでは真っ先に思いつくものではないでしょうか。
普段からリードを嫌がらないねこなら良いかもしれませんが、やはりリードやハーネスは、ねこからすれば自分の行動を妨げられてしまう厄介なものです。
旅行時に装着して嫌がられないように、事前にリードやハーネスを付けて動く、練習をしておきましょう。
移動中やホテル滞在中に、意識的に外に出してあげると、少し、ねこのストレスが軽減されますよ。
滞在先での移動時や、特にホテルの中での移動時には必須アイテムです。
キャリーバッグがなければ、愛猫と旅行先には行けません。
また、移動が公共交通機関でなく、自家用車の場合でも、ねこはキャリーバッグに入れておいた方が良いでしょう。
急なカーブや、ブレーキを強く踏まなければならない場面も出てくると思います。
なので、念のため、社内でもキャリーバッグに入れて移動し、積極的に休憩時間をとり、外の空気をねこに吸わせてあげるようにしましょう。
ねこにとっては、旅行中、長時間の移動自体や普段聞くことがない音など、初めて経験することが多いと思います。
事前に訓練できることは、旅行前に訓練させてあげましょう。
旅行するときは、慣れない土地に向けて、長時間じっとしていなければなりません。ねこにとっては大変なことなのです。
いきなり旅行当日に、長時間乗り物に乗るのは、かなりストレスです。
そこで、家の近所で、ねこを乗せて、車で移動する練習してみるのが良いです。
短時間のドライブを数回、旅行当日までにできると良いです。
ただし、あくびを多くする、よだれが出ているなどの様子が見られるときは、車酔いをしています。
移動手段や旅行先を見直したり、ねこと一緒に行く旅行自体をキャンセルする判断をするべきでしょう。
ねこは普段から、光や音に弱い生き物です。
普段生活する家から離れて、旅行に行くとなると、さらに光や音に敏感になります。
家にいることが多いねこの場合は、家の外は未知の環境です。
例え近所だとしても、ねこからすれば、虫や動物の鳴き声、赤ちゃんの泣き声、生活音など、驚いてしまう可能性のある音であふれています。
事前に慣れさせるようにしてあげましょう。
ねこと旅行するときの注意点は、何でしょうか。
気づけなかったポイントもあると思いますので、よく確認してみてください。
旅行中は基本的にねこと一緒にいるようにしてください。
自家用車での移動中、飼い主が少しの時間だけトイレに行きたいと思い、ねこだけを車内に置いておくのはダメです。
ねこは、車内にいるだけではなく、さらにキャリーバッグの中にも入っています。
人間よりの暑いと感じているかもしれません。
車内の温度を常に気にしながら、楽しい旅行をしましょう。
また、すぐに水分補給できるようなシリンジを持参するのもおすすめです。
シリンジとは、注射器のような容器のことで100円ショップでも売っています。
旅行先で愛猫が脱走してしまった場合、想像できると思いますが、ほとんどの場合飼い主のもとには戻ってきません。
ねこもその旅行先の場所についてわかっていませんし、飼い主もその場所の地理に詳しくないことがほとんどだと思います。
あくまでも可能性としては、最悪、愛猫が脱走してしまうことがあるということを、理解しておきましょう。
ケースとしては、ハーネスやリードが緩くて、脱走してしまう。
少しだけ、キャリーバッグから出した途端に逃げてしまったなどが考えられます。
先ほどから、何回か触れていますが、こまめにねこに休んでもらうのが良いです。
赤ちゃんと一緒に旅行をしていると思いながら、一緒にいると良いかもしれません。
繰り返しになりますが、電車や自家用車、飛行機での移動、慣れない場所に行くこと、全てがねこにはストレスです。
頻繁に外の空気を吸わせてあげる、水分補給をさせる、キャットフードを持っていくなどの工夫や配慮が必要です。
ねこに、なるべく疲れさせずに旅行をすることが、ねことの旅行の成功への道です。
適度に休憩することや、キャットフードを持っていくことは大事ですが、ご飯を食べさせすぎるのはいけません。
特に出発にご飯を食べるのは、良くありません。
というのも、ねこは胃に消化しきれていないご飯が残った状況で、乗り物に乗ると、乗り物酔いしてしまう可能性があるからです。
気をつけることがたくさんありますが、快適に旅行をするために、大事なことになります。
これは、愛猫への配慮というよりは、ホテルで宿泊する際のマナーです。
ねこと素晴らしい思い出ができたら、最後退出時にはしっかり掃除をしてから、帰りましょう。
スプレーを使って消臭したり、コロコロを使って掃除をするのが良いでしょう。
汚してしまった部分があれば、正直に申告してから、帰宅するようにします。
ねこと旅行に行くときは、当日持っていくアイテムや、乗り物に事前に慣れておいてもらう必要があります。
また、どうも旅行が上手くできそうにないと思ったら、一緒に旅行に行かないという酷な判断もしなければなりません。
事前に旅行に向けた訓練を重ねて、愛猫と思い出に残る楽しい旅行に行きましょう。