いつでもきれいな水が飲めるので、留守がちなご家庭で重宝されている自動給水器。
水をあまり飲まないねこが飲んでくれるようになったという声も聞かれ、飲水量を増やす効果も期待できます。
でも、どれがいいのか分からないという飼い主さんも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、自動給水器の選び方とおすすめの商品をご紹介します。
自動給水器の選び方で重視したいのは以下の4つです。
ねことひとくちに言っても体格はそれぞれ異なります。
商品によって高さが異なるので、愛猫にとってちょうどいい高さのものを選んであげましょう。
飲みやすさにも影響します。
ねこのヒゲは高性能なセンサーでもあるので、とっても敏感です。
ヒゲが当たる食器を嫌うねこもいますので、ヒゲが当らない広さのあるものを選びましょう。
電動式の自動給水器はモーターを使用しています。
人間が気になるほど大きな音がするものはないかと思いますが、耳のいいねこはどうしても気になってしまうことがあるようです。
ねこによっては、モーターの音が大きいと飲んでくれない原因になることがあります。
神経質なねこには、静音タイプの商品を選ぶのもよいかもしれませんね。
自動給水器の最大のデメリットは、お手入れの手間です。
自動給水器はお手入れを怠ると、ぬめりや水垢、虫が湧く原因になります。
お手入れがしやすい商品を選び、常に清潔に保つようにしましょう。
自動給水器には、電気を使わないタイプと電気を使い水を循環させるタイプの2種類があります。
給水タンクに水を入れて使います。
ねこが飲んだ分だけタンクから水が補給される仕組みで、常に一定量がトレーに入っている状態を保っています。
電気を使用しないため、水が循環することはありません。
普通の水のみのお皿に大きなタンクがついている状態をイメージすると分かりやすいでしょうか。
電気を使って水を循環させるタイプの給水器です。
常に新鮮な水を飲むことができます。
また、循環する水はフィルターを通すため、ゴミをカットしてくれるので衛生面でも安心です。
ただし、フィルターを交換する手間やお手入れの手間があります。
ここまで自動給水器を選ぶポイントと、自動給水機には電源不要タイプと電動式の2タイプあることを説明しました。
今回はそのうちの電動式の商品を6つご紹介します。
画像引用:ジェックス株式会社/ピュアクリスタルCERAMICS 猫用/https://product.gex-fp.co.jp/ca/?m=ProductListDetail&cid=461&id=1395
インテリアになじむシンプルでおしゃれなデザインのねこ専用モデルの自動給水機です。
水が出てくるファンネルにセラミックス(陶器)を採用しています。
金属やプラスチックが苦手なねこもいやがりにくいのが特徴です。
付属の軟水化フィルターは抗菌活性炭とイオン交換樹脂入りで、水道水のカルキ臭やマグネシウム、カルシウムをカットできます。
もちろん、食べカスや抜け毛、ホコリなどもしっかりキャッチすることで、いつでも新鮮な水が飲めます。
ただ、陶器製だけに重さは2kgとずっしりですが、ごしごし洗えてキズつきにくいのはありがたいですね。
また、重さがあるおかげでねこが前足をかけても不安定になりにくいのもメリットです。
いたずら好きなねこにひっくり返されなくなったと胸をなで下ろしている飼い主さんも多いとのことです。
画像引用:ジェックス株式会社/ピュアクリスタルcopan 猫用ホワイト/https://product.gex-fp.co.jp/ca/?m=ProductListDetail&cid=461&id=2052
流れる水と溜まった水の2つの飲み方ができるお手ごろ価格のねこ専用モデルの自動給水機です。
お皿から飲むのになれているねこにもなじみやすく、ポンプが止まったときには溜まった水を飲めるので停電対策としてもおすすめです。
流れる水を飲む際に水が飛び散らないよう、背面側を高めにした設計なのもうれしいですね。
フィルターは抗菌活性炭+イオン交換樹脂を使った軟水化仕様。
食べカスや抜け毛、ホコリなどのほか、雑菌やカルキ臭、マグネシウム、カルシウムもカットしてくれます。
水道水のミネラル分が気になるねこにはぴったりかもしれません。
また、従来よりシンプルな構造になって洗いやすさがアップしたのもおすすめポイントです。
画像引用:株式会社ホーヴ/ドリンキング・ウォーターファウンテン3/https://dadway-petdepartment.com/products/ドリンキング-ウォーターファウンテン3
噴水式のいぬ・ねこ兼用モデルの自動給水機です。
フィルタートレイやウォータータンクは、ステンレス製で洗いやすくて耐久性も高いのがセールスポイントです。
噴水から出た水が溜まるトレイにもキズつきにくいトライタン樹脂を採用しています。
お手入れが簡単で清潔さをキープしやすいのはありがたいですね。
フィルターには活性炭と軟水化用のイオン交換樹脂を使っており、食べカスや抜け毛などをしっかりキャッチします。
常に水がわき出るノーマルモードと光センサーで水が出る頻度を自動調整してくれるスマートモードが選べるのも魅力です。
停電時には単4形電池×5本に自動的に切り替わる安心設計。
また、従来よりも音が静かなポンプに変更されています。音が苦手なねこにもいいかも?
画像引用:株式会社アイリスオーヤマ/ペット用自動給水器 ホワイト/クリア PWF-200/https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=P251804
水の流れ方を2種類から選べるいぬ・ねこ兼用モデルの自動給水機です。。
本体だけだとわき水のような流れ方、アタッチメントを取り付けると少し高い位置から注ぐような流れ方に切り替えられるのが特徴です。
ねこの好みに合った流れ方を選ぶことで水を飲む量も増えそうですし、アタッチメントを付けたり外したりして流れ方をときどき変えてあげると好奇心旺盛なねこの注意を引きやすいかもしれません。
内部の構造はとてもシンプルで凹凸が少ないおかげで、毎日のお手入れが簡単にできて助かります。
フィルターは活性炭入りで水の汚れはもちろん、食べカスや抜け毛もしっかり取りのぞいてくれます。
本体は600gと軽いので移動も楽です。
そのぶん、いたずら好きなねこには注意が必要と言えるでしょう。
画像引用:株式会社アクセスライン/プラスアクア/https://petelect.jp/shop/products/detail/37
さらに静かに、さらに便利になった進化版いぬ・ねこ兼用モデルです。
音の大きさをあらわす音圧レベルは従来モデル(40dB)を下まわる20dB。
木の葉の触れ合う程度の静かさなので、音を気にするねこにも安心して使えそうです。
ポンプは無線磁気誘導給電式のコードレスタイプを採用。
お手入れ時にコンセントが邪魔にならないので、毎日のお掃除がらくちんなのは助かります。
水が出つづける連続モード、2分ごとに水が出たり止まったりする断続モードが選べます。
また、水の流れ方は噴水タイプですが、上部の水受けに水が溜まる構造なので、ねこが自分の好みに合う飲み方を選ぶことも可能です。
フィルターにはヤシ殻活性炭とイオン交換樹脂を使用。食べカスやホコリのほか、水道水の塩素などもカットしてくれます。
電源コードは、噛んでも切れにくい金属カバー付きなので安心です。
画像引用:ジェックス株式会社/フラワーファウンテンN/https://product.gex-fp.co.jp/ca/?m=ProductListDetail&cid=467&id=1845
花のアタッチメントで3とおりの水の流れ方を選べるねこ専用モデルの自動給水機です。
フラワーなしの状態ではゆるやかな流れ、フラワーを取り付けるとわき出る流れ、フラワーの中央部の黄色いキャップも組み合わせると穏やかな川のような流れにできるのが特徴。
ねこの好みに合った流れ方にすることで、水を飲む量の増加が期待できます。
フィルターは活性炭とイオン交換樹脂を使用した軟水化タイプ。
食べカスや抜け毛などと同時に水道水のマグネシウムとカルシウムを除去できます。
シンプルな構造で、部品は丸洗いが可能。衛生面にも配慮されています。
水の補充は上部から注ぎ入れる方式で、タンク内の水の量が見える窓が付いているので水を入れすぎを防止できるほか、飲んだ水の量もひとめでわかるのが便利ですね。
自動給水器を使うことでいつでも新鮮な水を飲むことができます。
日頃のお手入れやフィルターの交換などの手間はありますが、常においしい水を飲んでもらえるのは大きなメリットですよね。
普段水を飲まないねこも、自動給水器の流水だと飲んでくれる場合もあります。
ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか?