立派な毛を全身に蓄えて人々を魅了するノルウェージャンフォレストキャット(Norwegian Forest Cat)。
その毛に顔を埋めたい夢を持ってしまう方もいらっしゃるはずです。
はたして、その夢を叶えてくれるねこなのでしょうか。
今回は、そんなノルウェージャンフォレストキャットが一体どんなねこなのかをご紹介していきます。
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ノルウェージャンフォレストキャットは、その名の通りノルウェーの森林出身の猫です。
そんなノルウェージャンフォレストキャットですが、やはり特徴的なのは全身の毛です。
ノルウェーは日本よりもかなり北に位置しているので、その過酷な生活に耐えるために進化を遂げてきたのですね。
そんなノルウェージャンフォレストキャットはどんなねこなのか、歴史と身体的特徴からご紹介していきます。
ノルウェージャンフォレストキャットが古くから存在しているという証は、北欧神話にも登場していることから、その歴史の深さを感じることができます。
人間と共に生活するようになったノルウェージャンフォレストキャットは、長きに渡り農場や船上に発生しているネズミの駆除に貢献してきました。
まさに、人間との共存をノルウェーで実現していたのです。
他にも、バイキングの風習で結婚式には花嫁にねこを贈っていましたが、そこに登場するのもノルウェージャンフォレストキャットです。
さらに、バイキングが戦いに出て行く際にねこを連れて行く習慣がありましたが、ここで登場するねこもノルウェージャンフォレストキャットという、ノルウェー人と切っても切れない関係だったことが見て取れます。
長きにわたり人間と共存してきたノルウェージャンフォレストキャットですが、1930年代に本格的なブリーディングが行われるようになりました。
その後、第二次世界大戦によって数こそ減ってしまいましたが、その血を絶やさず、1970年代には保護活動と世界に広めることを目標に、ノルウェージャンフォレストキャットクラブが設立されました。
そして、1977年には国際猫協会が公式にノルウェージャンフォレストキャットを猫種として認め、その存在が世界に広まることになったのです。
自然界で生きてきたノルウェージャンフォレストキャットの身体的特徴は、なんと言っても全身の毛量でしょう。
これは、ノルウェーの寒さに耐えるためにしっかりとした毛を身に纏っていることが理由にあります。
さらに、指の間には毛束が生えており、雪の上でも歩きやすいようになっているという点もすばらしいですね。
雪の中で生活する際、視覚を確保するためにノルウェージャンフォレストキャットは木の上に登ることが多くありました。
そのため、他のねこよりも丈夫な爪を持っていることも特徴です。
さらに、自然界で長い間生き抜いてきたノルウェージャンフォレストキャットですから、骨格や筋肉もたくましい部類に入ると言えます。
ルウェーの雪や寒さに負けない強い体を持っているのが、ノルウェージャンフォレストキャットの特徴です。
猫種の中には毛色や柄がワンパターンなこともありますが、ノルウェージャンフォレストキャットは自然界で繁栄してきたこともあり、様々な毛色や柄のねこがいます。
特徴的な長毛や毛量はノルウェージャンフォレストキャットの特徴なので固定化されていますが、それ以外の見た目に関しては多くの種類がいます。
体の大きさも様々で、個体差を楽しみながら一緒に生活することも可能です。
成長に関しては、3年から5年で成長が終わるので、どこまで大きくなるか楽しみにできますね。
ノルウェーの自然界を生き抜いてきたノルウェージャンフォレストキャットだけあって、たくましく凜としたイメージを持たれるかもしれません。
では、そんなノルウェージャンフォレストキャットの性格をご紹介していきます。
性格を知ることにより、一緒に暮らす際に注意すべき点なども見えてくるので覚えておいて損はありません。
ノルウェージャンフォレストキャットは、温厚な性格であり甘えん坊という意外な一面を持っています。
優れた運動能力を持っているので運動は好きですが、人懐っこい性格であり来客があっても表に出てきてくれるほどです。
子どもや他の動物がしつこく接したとしても、あまり気に留める風でもなくどっしりと構えていることも特徴です。
初めてねこと暮らす方にもおすすめできる猫種であり、温厚でいて甘え好きというねこはあまりいないためその性格にはまってしまう方も多い傾向があります。
この性格により、夢にまで見たもふもふの毛に顔を埋めるという行動を実行できる数少ないねこでもあります。
自然界で生活していた頃は木に登って視界を確保していたノルウェージャンフォレストキャットです。
そのため、高いところが大好きだという習性を持っています。
身体能力が高いため、家の中でもタンスの上などのどうやって登ったか疑問に思うところを、お気に入りの場所にする傾向があります。
そのため、一緒に暮らす際には高めのキャットタワーや、可能であればキャットウォークなどを設置してあげるとねこも喜んでくれます。
ねこにとって上下運動は全身運動にもなるので、ストレス解消にもなり非常におすすめです。
ノルウェージャンフォレストキャットはねこの中でもかなり賢い部類に入ります。
犬ほどではありませんが、少しの芸であれば覚えられるほどの頭脳の持ち主です。
ここで注意したいことは、この賢さを駆使して、いたずらをしてしまうこともあるということです。
部屋を散らかしてしまう程度であれば許せるかもしれませんが、しまっておいたはずの小物を出して誤飲したり、食べてはいけないものに口をつけてしまう可能性があります。
これらはしつけというよりも、ノルウェージャンフォレストキャットの賢さを上回るような場所にしまうことが求められます。
最初は一苦労するかもしれませんが、ねこの安全のために注意を払う必要があります。
人間が古くからパートナーにするほど優れているノルウェージャンフォレストキャットですが、パートナーには長く元気でいてほしいと願うものです。
ねこは自ら体の不調を訴えてはくれません。
むしろ、人間に心配をかけないように不調を隠す傾向があります。
しかし、怪我や病気は発見が遅れると命に関わることもたくさんありますし、体調不良がストレスとなり快適に暮らせないこともあります。
ノルウェージャンフォレストキャットは自然界出身の猫種であるため、遺伝的な病気が出やすいということはありません。
しかし、だからこそ日頃から私たち人間が体調管理を行う必要があるのです。
ノルウェージャンフォレストキャットの一番の天敵は暑さです。
私たち人間は暑ければ薄着をし、寒ければ厚着をすることで体温調節を行うことができます。
しかし、元々寒い地域に長らく生息していたノルウェージャンフォレストキャットは、全身に纏った毛を脱ぐことはできません。
そこで危険とされるのが熱中症です。
人間に例えると夏の暑い日にコートを着て出かけるようなものとなるので、熱中症リスクは避けられません。
そこで、エアコンを夏場は24時間つけっぱなしにするなどの温度管理を徹底する必要があります。
留守にしている間もエアコンをつけたままにすることで、熱中症リスクを回避することができますので忘れずに行ってください。
ねこは毛繕いを行う習性がありますが、大量の毛を食べてしまっていることがよくあります。
うまく吐き出せるケースもありますが、長毛種の場合は体内に止まってしまうことも多々あります。
食欲不振や消化不良につながり、生活に支障が出るケースも多いため、対策しなければなりません。
日頃からご飯を毛玉ケアのものにしたり、こまめにブラッシングしてあげたりするなど、調子が悪い時には動物病院を受診してください。
毛球症だけではなく、定期検診や少しの異常が見られる際にも動物病院を受診することにより、長寿につながります。
ノルウェーの厳しい自然を生き抜いてきたノルウェージャンフォレストキャットは、他のねことは少し違ったたくましさを持っています。
精神的にも頼り甲斐のあるパートナーと言うに相応しいねこだと言えますね。
もし、ノルウェージャンフォレストキャットと暮らすことになった際には、少しでも長く元気に暮らしてもらえるよう、頼りっきりではなく全力でお世話しましょう。