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ねことの生活
ねこボランティアになりたい!ボランティアの種類と活動時の注意点を解説

ねこボランティアになりたい!ボランティアの種類と活動時の注意点を解説

もふもふでかわいいねこは、私たちにとって大事な家族。しかし、中には人に捨てられ、野良ねことして生きるというように、恵まれない生活をしているねこもいます。そんなねこたちをお世話して、新しい家族につなげるのが「保護ねこボランティア」です。

ねこを助け、幸せにするボランティア活動を「してみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、ねこを助けるボランティアの種類や、ボランティア活動をする時の注意点をご紹介します。ボランティアに興味のある方は、ぜひ最後までお読みになり、参考にしてください。

もくじ

1.ボランティアの種類
∟1-1.保護ねこボランティア
∟1-2.預かりボランティア
∟1-3.送迎ボランティア
∟1-4.イベントボランティア
∟1-5.広報・事務作業
2.ボランティアになる方法
∟2-1.保護団体に問い合わせる
∟2-2.保護活動をしている人とつながる
∟2-3.自分でボランティアを始める
3.ボランティアをする時の注意点
∟3-1.団体のルールを守る
∟3-2.法律や条例をチェックする
∟3-3.責任を持って取り組む
∟3-4.無理せずに自分のペースで活動する
まとめ

1.ボランティアの種類

  • ・保護ねこボランティア
  • ・預かりボランティア
  • ・送迎ボランティア
  • ・イベントボランティア
  • ・広報・事務作業

それぞれの活動内容について、以下に詳しくご紹介します。


1-1.保護ねこボランティア

野良ねこのお世話や保護をするボランティアです。地域を回って野良ねこにごはんをあげたり、治療をしたりします。

また、ねこを捕獲して去勢・避妊手術を行い、また同じ場所に帰す「NTR活動」も重要な役目です。子ねこやケアが必要なねこは保護し、里親を探すこともあります。


1-2.預かりボランティア

なんらかの事情のあるねこを一時的に自宅で預かり、お世話をするボランティアです。詳しく見ていくと以下のようなものがあります。

一時保護ボランティア NTRにおいて手術後のねこや、団体の保護施設で預かれないねこを預かる
ミルクボランティア 授乳中の子ねこを預かり、ミルクをあげる
医療ケアボランティア 投薬や通院が必要なねこを預かり、お世話をする
看取りボランティア 最期を迎えるねこを預かり、最期まで付き添う
被災したねこの救済ボランティア 被災してねこを飼えなくなった人からねこを預かる

どのボランティアも、ねこの命を預かる重要な活動です。特にケアが必要な子ねこや病気のねこの場合は、主婦や在宅ワーカーなど、常に家にいられる人でないと難しいでしょう。


1-3.送迎ボランティア

送迎ボランティアは、保護されたねこを動物病院や譲渡会の会場まで安全に送り届ける活動です。

自宅でねこを飼うことが難しくても、自家用車や運転免許があれば参加できます。

団体によっては交通費が支給される場合もあり、無理なく始められます。

ねこたちの健康管理や新しい家族との出会いを支えるやりがいのある活動です。


1-4.イベントボランティア

イベントボランティアは、譲渡会や保護ねこイベントで受付や案内、ねこの紹介などを行う活動です。

来場者や他のメンバーと接する機会が多いため、明るく丁寧なコミュニケーションが大切になります。

接客やイベント運営の経験がある方なら、そのスキルを生かして活躍できます。


1-5.広報・事務作業

広報・事務ボランティアは、「ねこのお世話は難しい」「送迎やイベントの手伝いはできない」という方でも参加できる活動です。

パソコンやデザインのスキルを活かして、保護ねこ活動を支える「縁の下の力持ち」のような存在です。

具体的には、次のような作業を行います。

  • ・ホームページやSNSで保護ねこやイベントの情報を発信
  • ・チラシやポスターのデザイン、ウェブ制作
  • ・寄付金の取りまとめや会計・収支報告の作成

派手さはありませんが、活動を広く知ってもらい、健全に続けていくためには欠かせない役割です。

特に、普段の仕事で広報やデザイン、事務をしている方は、自分の得意分野を活かしてねこたちを支えることができます。

2.ボランティアになる方法

保護ねこを助けるボランティアを始める方法としては、以下の3つがあります。

  • ・保護団体に問い合わせる
  • ・保護活動をしている人とつながる
  • ・自分でボランティアを始める

それぞれの方法について、以下に詳しくご紹介します。


2-1.保護団体に問い合わせる

最も一般的な方法は、保護団体に連絡してボランティアとして応募することです。

多くの保護団体では、ホームページやSNSでボランティアを募集しており、活動内容や条件を詳しく確認できます。

団体には経験豊富なメンバーも多いため、分からないことを相談しやすいので、初心者でも安心して活動できる点がメリットです。

活動ごとに明確なルールや方針を設けている団体が多いので、事前にしっかり内容を確認し、納得したうえで参加するようにしましょう。


2-2.保護活動をしている人とつながる

二つ目の方法は、野良ねこの保護やTNR活動を行っている個人のボランティアとつながり、一緒に活動することです。

個人の活動では、ねこの世話や搬送などで手伝いを募集していることがあります。ホームページやSNSで情報をチェックしてみましょう。

ただし、個人ボランティアは考え方ややり方に違いがある場合もあります。

相性が合わないと活動が負担になってしまうこともあるため、ブログやSNSの投稿をよく読み、活動内容や人柄に共感できるかを慎重に判断することが大切です。


2-3.自分でボランティアを始める

三つ目の方法は、自分でボランティアを始めることです。自分の判断で自由に活動を始められ、ルールに縛られず、自分のペースでねこを支えることができます。

しかし、同じ地域に他の保護団体やボランティアがいる場合は、活動の調整や連携が必要です。

また、ねこのお世話や捕獲、病院への搬送などをすべて一人で行うのは、身体的にも経済的にも大きな負担になる可能性があります。

個人でボランティアを始める場合は、十分な準備と覚悟が大切です。

自分でボランティアを始める際には、以下のような点をしっかり考えることが必要です。

考えておくべきこと 詳細
どのような活動をするのか ねこのお世話、TNR、搬送など具体的な内容
近隣の団体やボランティアと連携はできるか 活動が重ならないよう調整する
自分に万が一のことがあった際、自宅預かりの保護ねこはどうするのか 代わりに世話をしてくれる人や団体を決めておく
必要な知識や技術は身についているか けがや病気の対応、捕獲方法、動物病院との連絡など

 

自分の生活や仕事との両立は可能か 体力や時間、家族の理解も含めて確認
安全面の確認 けが防止や感染症対策、搬送時の車内の安全など
活動を続けるモチベーションや目的 無理なく続けられるかを事前に考える

3.ボランティアをする時の注意点

保護ねこボランティアは、ねこの命に直接かかわるとても大切な活動です。

軽い気持ちで始めてしまうと、ねこや自分の生活に思わぬトラブルが起きることもあります。

活動を正しく、無理なく続けるためには、次のような点に注意して準備することが大切です。

  • ・団体のルールを守る
  • ・法律や条例をチェックする
  • ・責任を持って取り組む
  • ・無理せずに自分のペースで活動する

それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。


3-1.団体のルールを守る

ボランティア団体や保護活動家と一緒に活動する際は、決められたルールを守ることが大切です。
たとえば、団体からねこを一時預かる場合は、指定された飼育環境やお世話の方法に従う必要があります。
ごはんやおもちゃの種類、食器の洗い方まで細かく決めている団体もありますが、ルールを守ることで活動の質を保ち、団体との信頼関係を築くことができます。
「少しくらいいいだろう」と思って決まりを破ると、ねこの安全や健康に影響が出たり、団体との関係にひびが入ったりすることもあるので注意しましょう。
ボランティアをする前にルールをしっかり確認し、安心して活動できるように準備しておくことが大切です。


3-2.法律や条例をチェックする

ボランティアをする際には、団体のルールを守るだけでなく、法律や条例も順守することが大切です。

たとえば、和歌山県では保護ねこの活動について、条例で次のようなことが定められています(14条)。

※自己の所有する猫以外の猫に対して、継続的又は反復して給餌等を行う者の遵守事項

  •  ・給餌等を行う場所の周辺住民への説明に努めること
  •  ・生殖することができない猫(幼齢の猫や不妊妊去勢手術をし施術済であることを示す措置をした猫)のみに給餌等を行うこと
  •  ・給餌等は時間を決めて行い、その場を汚したり、餌を放置したりしないこと
  •  ・排せつ場(トイレ)を設置し、トイレのふん尿を適正に処理すること

これらの条例に違反すると、行政から注意を受けたり、内容によっては罰金が科されたりすることもあります。

法律や条例を守り、ルールにのっとって活動することが、ねこの安全と地域の理解につながります。


3-3.責任を持って取り組む

ボランティアは無償ですが、だからといって責任が軽くなるわけではありません。

特に保護ねこボランティアは、ねこの命や幸せに直接かかわる大切な役割を担っています。

活動中は、途中で投げ出したり手を抜いたりせず、ねこの健康や安全を第一に考えて取り組むことが求められます。

また、活動を通じて他のボランティアや団体との信頼関係も築かれるため、責任を持って行動することが、ねこたちにとっても、活動を支える仲間にとっても大切です。


3-4.無理せずに自分のペースで活動する

責任を持って活動することはとても大切ですが、ボランティアに熱中しすぎて自分の生活を犠牲にするのはよくありません。

たとえば、保護ねこをたくさん受け入れすぎたり、休みの日ごとに活動を入れてしまったりすると、生活がおろそかになり、体調を崩してしまうこともあります。また、活動にはお金もかかるため、家計に負担が出てしまうこともあります。

まずは自分の生活を大切にし、その中で無理なくできることを少しずつ行うようにしましょう。

活動が難しい場合には「できない」とはっきり伝えることも、立派な責任の一つです。

まとめ

保護ねこのボランティアについてご紹介しました。

この世界には、温かい家がなく、厳しい環境で生きるねこたちがたくさんいます。そんなねこたちを守る活動は、ただ命を救うだけでなく、地域の人々の心もつなぎ、少しずつ社会を優しくしていく力になります。

でも、活動の仕方を間違えると、法律やルールに違反してしまったり、自分の生活や体調に負担がかかってしまったりすることもあります。

ボランティアを続けるためには、ルールを守り、責任を持つこと。そして何より、自分自身の生活や心も大切にすること。

その中でできることを一歩ずつでも進めることが、保護ねこボランティアを行う中で一番大切なことなのです。

 


   
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