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ねことの生活
ねこを抱っこしたい!ねこの抱き方や注意点について解説

ねこを抱っこしたい!ねこの抱き方や注意点について解説

もふもふかわいいねこ、抱っこしてそのぬくもりや毛の滑らかさを思う存分味わいたいものです。病院に行く時や避難をする時にも、抱っこが好きであればスムーズに移動ができます。

しかし、ねこは気まぐれでマイペース。抱っこは苦手なねこも少なくありません。抱っこをすると暴れたり、固まってしまったりするねこもいます。

今回の記事では、ねこの抱き方や、ねこを抱っこ好きにする方法をご紹介します。抱っこが苦手なねこと暮らしている方は、ぜひ最後までお読みになり参考にしてください。

もくじ

1.ねこは抱っこが好き?嫌い?
2.ねこが抱っこを嫌がる理由
∟2-1.抱っこの気分ではない
∟2-2.抱っこされている時に嫌なことがあった
∟2-3.抱き方やにおいが気に入らない
∟2-4.ねこの体調や性格による原因
3.ねこの抱っこの仕方
4.こんな抱っこはNG
∟4-1.仰向けに抱っこする
∟4-2.わきの下を持ってぶら下げる
∟4-3.首をつかんで持ち上げる
∟4-4.嫌がっているのにしつこく抱っこする
5.抱っこを好きになってもらうメリット
∟5-1.コミュニケーションがとれる
∟5-2.体のケアがしやすくなる
∟5-3.移動がスムーズになる
6.抱っこを好きになってもらう方法
∟6-1.人とのスキンシップに慣れさせる
∟6-2.抱っこするタイミングを考える
まとめ

1.ねこは抱っこが好き?嫌い?

基本的にねこは抱っこが好きではありません。サルやコアラとは異なり、ねこ科の動物は子供を抱きしめたり、抱いて運んだりすることはないため、ねこは抱っこに慣れていません。また、抱っこは体の自由を奪うため、マイペースに動きたいねこにとってはストレスになることもあります。

しかし、全てのねこが抱っこ嫌いなわけではありません。飼い主さんが大好きな甘えん坊のねこは、自分から立ち上がり、飼い主さんの足に手をかけて「抱っこして」とアピールすることもあります。

このように、そのねこの素質と飼い主さんとの関わり方によって、ねこが抱っこ好きになるか嫌いになるかは変わってきます。

2.ねこが抱っこを嫌がる理由

ねこが抱っこを嫌がる主な理由は以下の4つです。

  • ・抱っこの気分ではない
  • ・抱っこされている時に嫌なことがあった
  • ・抱き方やにおいが気に入らない
  • ・ねこの体調や性格による原因

2-1.抱っこの気分ではない

ねこが寝ている時や遊んでいる時に急に抱っこすると、ねこは抱っこを嫌がるようになります。

自分のペースを乱されると嫌な気分になるのは、人もねこも同じです。ねこが「抱っこしてほしい気分であるかどうか」を見極めることが重要です。


2-2.抱っこされている時に嫌なことがあった

「抱っこされてお風呂に連れて行かれた」、「爪を切られた」など、抱っこと嫌な体験が結びつくことで抱っこを嫌がるようになるねこもいます。

ねこを抱っこして優しくなでたり、おやつをあげたりすると、「抱っこは気持ちがいい」、「楽しいことがある」と学習し、抱っこを喜ぶようになるでしょう。


2-3.抱き方やにおいが気に入らない

抱っこの仕方が気に入らないと、ねこは不安や居心地の悪さを感じ、抱っこを嫌がるようになります。後ほど、正しい抱っこの仕方と抱っこのNG例をご紹介しますので、参考にしてねこが喜ぶ姿勢で抱っこをしてあげましょう。

また、飼い主さんのにおいが抱っこ嫌いの原因になっていることもあります。煙草や香水、においの強いシャンプーや柔軟剤のにおいは、嗅覚の鋭いねこにとってとても不快なものです。ねこを抱っこする時は、においにも十分に注意しましょう。


2-4.ねこの体調や性格による原因

以前は喜んで抱っこされていたのに、急に抱っこを嫌がるようになった場合は、病気やケガが原因になっていることがあります。体に痛みや不快感があるため、触れられるのを嫌がるのです。抱っこすると痛がって鳴いたり、激しく暴れたりする時は、獣医師に相談しましょう。

また、抱っこが嫌いな性格のねこもいます。臆病なねこや野性味の強いクールなねこは抱っこが苦手な傾向にあります。抱っこ嫌いもねこの「個性」だと受け止め、ねこの気持ちを尊重することも大切です。

3.ねこの抱っこの仕方

続いてねこの抱っこの仕方をご紹介します。上手に抱っこができれば、ねこは安心して体を預けてくれるでしょう。

【1】ねこに優しく声をかける

いきなり抱き上げるとねこを驚かせてしまいます。まずは優しく声をかけてあげましょう。頭やのどを撫でると、ねこも「甘えたい」モードになり、抱っこを喜んでくれるかもしれません。

【2】ねこの両脇を支える

ねこの後ろに座り、片方の手を胸の下に入れて両脇を支えます。

【3】もう片方の手でお尻を支える

もう片方の手でおしりを支え、そっと抱きあげます。

【4】体を密着させる

ねこを抱きあげたら、ねこを自分の体に引き寄せて体を密着させましょう。こうすることで安定するため、ねこは安心します。また、体を動かすスペースがなくなるため暴れづらくなります。

4.こんな抱っこはNG

抱っこの仕方を間違えると、ねこを抱っこ嫌いにするだけではなく、けがの原因になります。

以下のような抱っこはしないようにしましょう。


4-1.仰向けに抱っこする

ねこを抱く時、赤ちゃんのように仰向けに抱っこする人がいます。ねこはちょうど人間の赤ちゃんと同じくらいの大きさのため、そのように抱きたくなるのかもしれません。しかし、ねこの場合、仰向け抱っこは望ましくありません。

急所であるおなかを上にして抱くため、ねこを不安にさせてしまいます。

ただし、飼い主さんを信頼しているねこの中には、仰向けの抱っこを喜ぶ子もいます。ねこの様子を見ながら、喜ぶような抱っこをしてあげましょう。


4-2.わきの下を持ってぶら下げる

ねこの抱き方でよくあるのが、ねこのわきの下を支えてブランとぶら下げる方法です。しかし、ねこの背骨や腰に負担をかけ、腰痛や神経圧迫の原因になります。

特に小さなお子さんにねこを抱っこさせると、この抱き方をすることがあるため注意が必要です。


4-3.首をつかんで持ち上げる

首をつかんで持ち上げるのは絶対にやめましょう。「母猫がそうやって子ねこを運ぶから良いんだ」と思うかもしれませんが、これは赤ちゃんの時、母猫が上手にくわえるからこそできる運び方です。成長して体重のあるねこが、首をつかんでぶら下げられるのは苦痛です。首の筋肉や血管にダメージを与えてしまう危険性もあるので、絶対にしてはいけません。

 

ねこの首をつかむ・つまむ際の注意点については以下の記事で詳しくご紹介しています。

関連記事:ねこが首をつままれると動かなくなる理由

4-4.嫌がっているのにしつこく抱っこする

ねこが嫌がっているのにしつこく抱っこすると、抱っこ嫌いのねこになってしまいます。抱っこをしている時に以下のような行動を取ったら、「抱っこはイヤ」のサインです。すぐに下ろしてあげましょう。

  • ・体をくねらせる
  • ・体を硬くする
  • ・前足で人を押しのけようとする
  • ・嫌そうに鳴く
  • ・降りたそうに下を見る

5.抱っこを好きになってもらうメリット

ねこを抱っこ好きにするとコミュニケーションが楽しめるだけではなく、ねこの健康や安全にも役立ちます。

ねこに抱っこを好きになってもらう主なメリットは以下の通りです。


5-1.コミュニケーションがとれる

ふわふわの温かい体を抱き、ゴロゴロ喉を鳴らす音を聞くのは、ねこ飼いさんにとって癒しの時間になります。

動物を抱くと、オキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンは別名を「幸せホルモン」といい、心身の痛みを和らげ、精神を落ち着かせる効果があります。

また、ねこの方も大好きな飼い主さんに抱っこされることでオキシトシンの分泌が活発になります。このように、抱っこを通じて飼い主さんとねこはお互いを癒しあい、愛情を深めあうことができるのです。


5-2.体のケアがしやすくなる

ねこを抱っこ好きにすると、ブラシや爪切り、投薬といった体のケアがしやすくなります。抱っこをして体に触ることで皮膚病や腫れ、しこりなどに気づきやすくなるため、病気やけがをいち早く発見し、治療につなげることができる点も大きなメリットです。


5-3.移動がスムーズになる

通院や避難などで、ねこを抱いて移動しなければならないこともあります。飼い主さんの腕の中で暴れてしまうと、お互いにけがをする恐れがあるだけでなく、失踪の原因になりかねません。抱っこに慣れてもらうことで、移動時のトラブルを防ぐことができます。

6.抱っこを好きになってもらう方法

ねこに抱っこを好きになってもらうとさまざまなメリットがあります。しかし、最初にご紹介した通り、ねこは基本的に抱っこがあまり好きではありません。ねこを抱っこ好きにするためには、飼い主さんからの働きかけが必要です。

以下の点に気をつけて、ねこに「抱っこって楽しい、気持ちいい」と思ってもらえるようにしましょう。


6-1.人とのスキンシップに慣れさせる

人の腕に拘束される抱っこは、ねこにとってハードルの高いスキンシップ法です。まずは頭やのどなどねこが喜ぶところをなでてあげて、「人に触られるのは気持ちが良い」と覚えてもらうことから始めましょう。


6-2.抱っこするタイミングを考える

先ほど触れたとおり、ねこが他のことに夢中になっている時にいきなり抱きあげるのは良くありません。ねこを怒らせてしまうだけではなく、抱っこに嫌なイメージを持ってしまいます。

ねこ自身が「甘えたい」、「構ってほしい」タイミングで抱っこをすると、「抱っこって気持ちいい」、「安心できる」と感じてもらえます。

ねこが以下のような動作をしている時は、絶好の「抱っこタイミング」です。

  • ・スリスリしてくる
  • ・しっぽを立てて近づいてくる
  • ・人の体に手をかける
  • ・顔を見つめてまばたきを繰り返す
  • ・喉をゴロゴロ鳴らす

しかし、「甘えたいけど、抱っこはイヤ」というねこもいます。スキンシップをとりながらねこの様子を見て、抱っこのタイミングを慎重に見極めましょう。

まとめ

ねこの抱っこの方法や、抱っこを好きになってもらうコツについて解説しました。抱っこの仕方やタイミングを間違えると、ねこを驚かせてしまったり、ケガをさせてしまったりすることもあります。正しい抱っこの方法を覚え、ねこが構ってほしがっているタイミングで抱っこをしてあげましょう。

抱っこが好きなねこは、安心しきって体を預けてくれます。その体の重みやぬくみ、柔らかさを感じられる時間は、ねこ飼いさんにとって最高の癒しになるでしょう。そしてねこも、大好きな飼い主さんに抱かれて、幸せを感じているはずです。

   
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