移動の際にねこを入れる「キャリーバッグ」。
安全であることはもちろん、ねこにとって快適なものを選んであげたいですね。
しかし、キャリーバッグは素材も形もさまざまで、どれを選べば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、キャリーバッグの選び方や、おすすめのキャリーバッグについてご紹介します。
ねこを移動させるためのキャリーバッグ。
いつも家にいるから、もしくは他のバッグで代用できるからいらないと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、専用のキャリーバッグを使うことでさまざまなメリットがあります。
ねこを運ぶ時、普通のバッグや洗濯ネットも使えないことはありませんが、隙間からねこが脱走したり、通気性が悪く熱中症になってしまったりといったトラブルが起こる恐れもあります。
その点キャリーバッグはねこを運ぶために作られていますので、安全性、快適性に配慮された作りになっています。
シートベルトに固定できるもの、メッシュになっていて通気性の良いもの、一部が透明になっていてねこの様子が見られるものなどタイプもさまざまで、運び方やねこの体型、性格に適したキャリーバッグを選べます。
「いつも家にいるからキャリーバッグはいらない」と考えている方も多いかもしれません。
しかし、緊急時には、キャリーバッグは重要な役割を果たします。
キャットゲージがなくても、キャリーバッグがあればある程度ねこの居場所が確保できます。
また、キャリーバッグの中には拡張してケージ代わりに使えるものもあります。
万が一の時のために、キャリーバッグを用意することはねこの安全を守るためにも大切なことなのです。
ねこ用キャリーバッグには素材やタイプがいろいろあります。
それぞれの特徴について解説しますので、自分やねこに合ったものを選んでください。
キャリーバッグの素材は大きく分けてプラスチック(ハードタイプ)と、布製(ソフトタイプ)の2種類です。
それぞれのメリット、デメリットは以下の通りです。
【1】プラスチック
プラスチック(ハードタイプ)の一番のメリットはその耐久性にあります。長く使うことができ、力が強いねこが暴れても壊れにくい点が魅力です。
水洗いができるため清潔感を保ちやすく、足元がしっかりしているので車内など不安定な場所でもねこが安心してくつろげます。
デメリットとしては、布製のものより重く、長時間の持ち運びが大変である点が挙げられます。
【2】布
布製(ソフトタイプ)はプラスチックのものに比べて軽量で持ち運びやすく、折り畳みができるため収納のスペースを取らない点が魅力です。柔らかいため移動の際にねこが暴れてもケガをすることもなく、リュックタイプやショルダータイプでは飼い主の体温を感じられるというメリットもあります。
一方、ウォッシャブルでないものは洗濯に手間がかかる、ねこが引っかいて破ってしまう、足場がぐらぐらして安定しないといったデメリットがあります。
続いてキャリーバッグの形と、それぞれの特徴をご紹介します。
【1】クレート型
箱のような形をしており、ハンドルがついているタイプのキャリーバッグです。
布製のものもありますが、ほとんどがプラスチック製です。
スタンダードな形で使いやすく、丈夫な点がメリットです。
やや重量があるため持ち運ぶのは大変ですが、車に固定しやすいため、どちらかというと車での移動に向いています。
箱型でしっかりしているため、簡易的なキャットケージとしても使えます。
【2】肩掛け型
ショルダーバッグのように肩にかけるタイプのキャリーバッグは持ち運びがしやすく、ねこの様子を見やすい点がメリットです。
布製のものであれば、飼い主の体温が感じられるためねこも安心します。
【3】リュック型
両手が空くため、徒歩や自転車で移動する場合に使いやすいタイプです。
横幅が広過ぎるものは周りの人や物にぶつかることがありますので、ねこの体に合わせてなるべくコンパクトなものを選びましょう。
また、背中にねこがいるため、様子が分かりにくいというデメリットもあります。
こまめにねこの状態をチェックするようにしましょう。
【4】カート型
キャリーバッグにカートがついたもので、キャスターを転がして移動させます。
力の弱い方でも簡単に扱え、ねこの体重を問わず楽に運べるのがメリットです。
その反面、足場の悪い場所や段差では振動が大きくなり、ねこにとって負担になるというデメリットがあります。
ハンドルやショルダー型にも切り替えられる多機能型のものを選び、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
キャリーバッグを選ぶ際、見落としてはならないのが大きさや重さです。
特に大きなねこの場合、小さ過ぎるキャリーバッグは窮屈でストレスになる場合があります。
また、特に徒歩や自転車で持ち運ぶ場合は、重過ぎるキャリーバッグは負担になります。
ねこの大きさや体重、運ぶシーンに適した大きさ、重さのキャリーバッグを選びましょう。
最後に、おすすめのキャリーバッグをいくつかご紹介します。
さまざまなタイプ、機能のものがありますので、キャリーバッグ選びの参考にしてください。
画像引用:Amazon
正面の扉は左右どちらからでも開閉可能、ルーフドアもあるためペットの出し入れが楽な点が大きな魅力です。
ハンドル付きで持ち運びも簡単、シートベルトの装着もできて安全です。
プラスチック製でお手入れが楽な点も嬉しいポイント。
普段からハウスとして気軽に使えるため、ねこも安心して使ってくれそうです。
画像引用:Amazon
ねこや小型犬にぴったりのコンパクトサイズで、折り畳みもできるため収納場所も取りません。
ポリエステル製で軽くて丈夫、内側は汚れを拭き取りやすい加工がされています。
ショルダーバッグ、トートバッグの2WAYで、シートベルトに固定もできるため、徒歩、自動車どちらでも利用しやすいのも魅力です。
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ねこの性質に合わせて作られた、ねこ専用の多機能型キャリーバッグです。
これ一つでベッド、トンネル、ペットキャリーの3用途に使えるため、普段から遊んだり眠ったりと親しむことができます。
メッシュの換気窓とふわふわマットがついており、季節を問わず快適に使えます。
画像引用:Amazon
とにかく見た目がかわいい宇宙船のようなキャリーバッグです。
大きい窓がついているため、ねこの様子が良く分かります。
密閉性が高いように見えますが、側面はメッシュになっており、本体全体に通気孔が開いているため通気性も抜群です。
軽いのにしっかりした作りで、側面にポケットがついているため、ちょっとしたお出かけから通院、旅行まで便利に使えます。
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拡張して簡易的なペットケージとしても使えるキャリーバッグです。
旅行や通院はもちろん、緊急避難時にも活躍します。
4面にメッシュの換気窓がついているため中が暑くなり過ぎず、飼い主と顔を合わせやすくなっています。
手持ちバッグ、ショルダーバッグ、キャリーバッグへのセット、自家用車へのセットと4WAYになっているのも大きな特長です。
ねこのキャリーバッグの選び方と、おすすめのキャリーバッグをご紹介しました。
キャリーバッグはねこを安全に運ぶためにとても大切なものです。
さまざまな種類がありますので、使用するシーンやねこの体型、性格を考えて、人もねこも安全、快適に使えるものを選びましょう。