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2022.05.04
ねこの飼い方
愛猫が出産!ケアとトラブル対処法を徹底解説

愛猫が出産!ケアとトラブル対処法を徹底解説

愛猫が妊娠し、いよいよ出産となると、楽しみではありますが心配も尽きません。

ねこの出産時、飼い主はいったいどのような準備をすれば良いのでしょうか。

また、トラブルが起きてしまった場合にはどのように対処すれば良いのでしょうか。

今回の記事では、ねこの出産についての基礎知識や注意点をご紹介します。

 

目次

1.もうすぐ出産!気をつけるべきポイント
∟1-1.お母さんねこのケア
∟1-2.出産の準備
∟1-3.出産の兆候
2.いよいよ出産!気をつけるべきポイント
∟2-1.出産までの行動と体の変化
∟2-2.トラブルの対応
3.めでたく出産!気をつけるべきポイント
∟3-1.出産後にかかる恐れがある病気
∟3-2.落ち着いて子育てできる環境を整える
∟3-2.状況に応じてお母さんねこを助ける
まとめ

 

1.もうすぐ出産!気をつけるべきポイント

ねこが妊娠したら、安心して赤ちゃんを出産できるよう、体のケアや出産の準備をしてあげましょう。

特に気をつけるべきポイントをいくつかご紹介します。


 

1-1.お母さんねこのケア

妊娠中のねこは普段の2倍程度のエネルギーを必要とします。

食べ慣れたご飯を多めにあげるのでも構いませんが、妊娠期・授乳期用のご飯もありますので、上手に取り入れて必要な栄養を摂れるようにしましょう。

心配だからといって必要以上に構ったり、あれこれ心配し過ぎたりするとねこも神経質になります。

ゆったりと穏やかに過ごせるよう気を配ってあげましょう。


 

1-2.出産の準備

出産前にねこが安心して出産できる環境や道具を整えます。

また、トラブル時の対応について考えておくことも大切です。

特に以下のような準備は必ず行っておきましょう。

【1】産箱

静かで明る過ぎない場所に段ボールを置き、清潔なタオルや毛布を入れて産箱を作ります。

お母さんねこが普段使っているものを入れると、においが移るので安心できます。

なるべく人が入らない部屋が理想的ですが、難しい場合はついたてで隠してもOKです。

冬場はペット用のカーペットやヒーターを使って、20℃以上を保つようにしましょう。

【2】出産用の道具

出産や赤ちゃんのケアはお母さんねこがするため、飼い主が手出しをする必要はありませんが、念のために以下のような道具を準備しておきましょう。

  •  ・ハサミ
  •  ・タオル
  •  ・木綿糸
  •  ・お湯を入れる洗面器やバケツ
【3】病院への相談

妊娠の兆候が見られた時点から、病院で検査を受けましょう。

出産間近にはレントゲン検査もできますので、必要に応じて受けると良いでしょう。

また、夜や休診日に出産を迎えた場合対応できるか確認しておくことも忘れてはなりません。

【4】出産の過程や子猫のケアの確認

ねこの出産や子猫のケアについてあらかじめ勉強しておくと、いざ出産という時に慌てずに済みます。

ホームページや本で確認しておきましょう。

動画配信サイトでねこの出産の様子を見ておくのも良い予習になります。

【5】赤ちゃんの貰い手を探す

ねこは一度の出産で1~8匹、平均5匹の赤ちゃんを産みます。

自分で飼えないのであれば、早めに貰い手探しを始めておきましょう。


 

1-3.出産の兆候

出産間近になると、ねこは以下のような兆候を示します。

良く観察して、出産に備えるようにしましょう。

  •  ・出産場所を探す
  •  ・食欲が落ちる
  •  ・乳汁が出る
  •  ・警戒心が増し、攻撃的になる
  •  ・体温が37℃前後まで下がる

 

2.いよいよ出産!気をつけるべきポイント

ねこは基本的に安産なので、出産はそっと見守るだけでOKです。

ただし、特別なケアを必要とするケースもありますので、干渉はせず、でもしっかり観察して、トラブル時には適切な対応が取れるように準備しておきましょう。


 

2-1.出産までの行動と体の変化

出産が近づくと先ほどご紹介したような体や行動の変化が起こります。

それに加え、陰部が充血して透明の粘液が出てくるようになると、1~2日後には陣痛が始まると思って良いでしょう。

いよいよ出産という時には、人間と同じく定期的な陣痛が起こり、破水します。大体破水から1時間後には第一子が生まれ、その後、10~40分間隔で次々出産します。


 

2-2.飼い主がすべきこと

出産中はじろじろのぞいたり騒いだりせず、そっとしておく方がねこも落ち着いて出産にのぞめます。

しかし、中には寝ている飼い主をわざわざ起こして産箱まで連れて行ったり、お腹をさすってほしがったりするなど、サポートを必要とするねこもいます。

ねこの様子を見て、望んでいることをしてあげましょう。


 

2-3.トラブルの対応

ねこは安産とはいえ、時にはトラブルが起こる場合もあります。

起こりうるトラブルとその対処法についてご紹介します。

【1】お母さんねこの様子がおかしい

お母さんねこが以下のような状態になった場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。

  •  ・元気がない
  •  ・赤茶色のおりものが出ている
  •  ・大量に出血している
  •  ・激しく痛がる
【2】赤ちゃんが生まれない

以下のような場合は難産の恐れがあります。

  •  ・破水後数時間経っても赤ちゃんが生まれない
  •  ・30分以上陣痛が続き、赤ちゃんが生まれない
  •  ・赤ちゃんの一部が出たまま出産が進まない

このような状態になったら、獣医師に連絡して判断を仰ぎましょう。

【3】出産が途中で止まった

先ほどご紹介した通り、赤ちゃんは基本的に30~40分間隔で生まれてきますが、出産が途中で止まるケースもあります。

1時間程度様子を見て次の出産が始まらなければ、獣医師に相談しましょう。

【4】赤ちゃんが鳴かない

鼻の中に羊水が入っており、呼吸ができていない場合があります。

赤ちゃんを両手でそっと包み、頭がぐらぐらしないよう支えて優しく手を動かすことで、呼吸を促すことができます。

ぐったりしている場合は、38℃程度のお湯に入れて体を温めてください。

獣医師に相談しながらケアを行いましょう。

【5】お母さんねこが赤ちゃんのケアをしない

赤ちゃんが生まれると、お母さんねこは赤ちゃんの体を舐めて羊膜をとりのぞき、へその緒をかみきります。

しかし、経験や体力の不足から、ケアができない場合があります。

お母さんねこが羊膜を取らない場合は、赤ちゃんを清潔な布やタオルでくるみ、お母さんねこのそばにつれていって舐めるように促しましょう

舐めない時は、布で包んだまま赤ちゃんをなでるようにすると羊膜がはがれます。

へその緒が取れていない時は、体から2~3センチほどの場所を木綿糸で縛り、その上(胎盤側)を清潔なハサミで切ります。

ケアが終わったら、ぬるま湯で絞った布やタオルで赤ちゃんの体を拭いて、お母さんねこのそばに置いてあげましょう。

【6】お母さんねこが初乳をあげない

赤ちゃんが生まれてから72時間以内に飲むお乳を「初乳」といいます。

初乳には免疫を高める成分が含まれているので、できる限り飲ませてあげなくてはなりません。

お母さんねこがお乳をあげない場合は、赤ちゃんをお乳まで誘導し、乳首をくわえさせてあげましょう。

 

3.めでたく出産!気をつけるべきポイント

出産が無事に終わり、かわいい赤ちゃんが生まれた後も注意すべきポイントはたくさんあります。

お母さんねこと赤ちゃんを観察し、しっかりケアしてあげましょう。


 

3-1.出産後にかかる恐れがある病気

出産は非常に体力を使うだけではなく、体の中が傷つくこともあります。

そのため、出産後のお母さんねこは病気にかかりやすい状態です。

様子がおかしい場合は獣医師に相談しましょう。

特にかかりやすい病気をご紹介します。

病名 症状 原因
胎児死亡
  • 出産後もお腹が張っている
  • ぐったりして食欲がない
子宮内に亡くなった胎児が残っている
子癇
  • 痙攣
  • 震え
  • 発熱
妊娠や授乳によるカルシウム不足
産褥熱 高熱 出産によって子宮や膣の粘膜が傷ついたことによる細菌感染
子宮内膜炎
  • 腹部を痛がる
  • 微熱
  • 膣から濃緑色の分泌液が出る
  • 不正出血が見られる
子宮の修復が遅れたことによる細菌感染
子宮蓄膿症
  • お腹が膨れている
  • 膣から膿が出ている
  • 水を大量に飲む
子宮内膜炎が悪化し、子宮内に膿が溜まっている
乳腺炎
  • 乳房の腫れやしこり
  • 授乳を嫌がる
  • 発熱
乳房に母乳が残り、炎症を起こしている

 

3-2.落ち着いて子育てできる環境を整える

ねこは子育てがとても上手な動物ですので、基本的には任せておいて問題ありません。

心配のあまり飼い主が構い過ぎたり、赤ちゃんを触り過ぎたりするとストレスになり、育児放棄をしてしまう恐れがあります。

落ち着いて育児ができる静かで清潔な場所を用意し、妊娠中と同じく高エネルギーのご飯をあげる、飼い主ができるのはそれくらいです。

あとはお母さんねこを信じて見守りましょう。


 

3-3.状況に応じてお母さんねこを助ける

先ほどご紹介した通り、赤ちゃんのお世話はお母さんねこに任せて問題ありません。

しかし、赤ちゃんの数や栄養状態、お母さんねこの年齢や健康状態によっては、お母さんねこだけで赤ちゃんのお世話をするのが難しいケースもあります。

お母さんねこと赤ちゃんの様子を良く観察し、必要に応じてサポートしてあげましょう。

 

まとめ

ねこの出産時の体の変化や行動、また飼い主が気をつけるべきポイントについてご紹介しました。

あまり心配しなくても、ねこは生まれつき備わった力で赤ちゃんを産み、育てることができます。

準備やトラブル対応をしっかり行ったら、後はねこの力を信じてそっと見守りましょう。

 

 

 

 

   
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